民主党の国民投票法案の対応でまたマイナス点を稼いでしまった。
党利党略が過ぎる小沢民主党(4月14日付・読売社説)
でも、
民主党の姿勢には、首をかしげざるをえない。
国民投票法案については、昨年暮れ、与党と民主党が、9項目の修正項目で合意した。衆院憲法調査特別委員会の与党と民主党の理事間では、共同提案を目指して協議が進んでいた。
与党案は、民主党が主張する内容を大幅に取り入れて修正したものだ。両案に、ほとんど違いはない。
それが、民主党独自の法案提出となったのは、参院選に向けて、自民党との対決姿勢を示す狙いなのだろう。
民主党の小沢代表ら執行部が共同修正の動きを抑えたのには、国民投票法案でも与党に対する対決姿勢を鮮明にした方が、参院選の選挙戦略上、得策という判断がうかがえる。
民主党内には、憲法改正に賛成し、国民投票法案の成立を望む議員も少なくないのではないか。これ以上、政争の具にしてはなるまい。
と指摘している。
小沢さんは自民党との対決姿勢を鮮明にすることが、次期参院選に勝利する道だと信じて疑わないようだ。
私は何度もブログで書くように、彼は自民党ばかり見ていて国民の方を見ていないような気がしてならない。
国民は民主党に何を期待しているのか、良く知るべきだ。
私が
民主党支持率の分析
で書いたように、政党支持率が民意の望む方向を示していると思う。
例えば、
2007年3月調査(面接方式)読売新聞
による各党の支持率は
1.自民党 36.4 4.共産党 1.8 7.新党日本 0.1
2.民主党 11.3 5.社民党 0.7 8.その他の政党 ---
3.公明党 2.1 6.国民新党 0.1 9.支持政党なし 46.0
となっている。
ついでだが、朝日のそれは、田原総一郎さんも指摘していたが、どうも作為があるようで、共産党 4.0%、社民党 2.6% と突出しており、NHKなどの調査などともかけ離れている。
これを国民の期待度の点から簡単に読むと、社民党は国民政党として、全く期待されていないのが、0.7% と、国民政党としてではなく、スキャンダル告発政党としての期待度の1.8%の共産党の半分以下の支持率しかないことから判る。
民主党は、社民党よりはるかに国民政党として期待されてはいるが、自民党に比べて、まだまだ頼りないと思っているのが、自民党の36.4%の 1/3以下の11.3%しかないのだろう。
民主党は国民からもっと信頼させる政党になる のが、政権を掌握する基本ではないだろうか。
今度のような国民投票法案の対案を出すなど、見え透いた小手先の戦術を用いて国民から信頼されるだろうか。
(公明党については政党支持率の分析 を見て頂きたい。)
極端に言えば、対決姿勢と言うのなら、もし社民党、共産党は完全に自民党と反対の立場にいる。
勿論そんなことなど国民が全く望んでいないのは、その支持率が示している。
小沢さんが対決姿勢に拘るのは、一部のメディアの、自民党も民主党も変わらない との指摘に囚われ過ぎているような気がする。
民主党が2位の支持率を得ているのは、国民は天と地がひっくり返るような変化は望んでないことを示している。
民主党の対決方針の結果として、前にも書いたように、審議拒否など過去の戦術に拘って国民の70%以上の人から反対されたこと、考えの全く違う社民や共産との協力などで支持率を上げきれないこと、になっているような気がする。
そう言えば、前回の都知事戦で、どこかの候補者が演説をするたび、票を減らしていると一部のマスコミから揶揄されたように、小沢さんが社民党と福島さんと一緒に壇上で演説する度に票が減っているかも知れないことも考えるべきだと思う。
そして、今度の国民投票法案への対応だ。
鳩山さんが、「自民党の対応が後々禍根を残す」と言ったが、日本にとってまた自党にとっても禍根を残したのは民主党だと思っているのは、多くのブログでの批判を見れば判ることだ。
メディアやインターネットの発達で、一昔と違って、民主党の審議拒否に国民の70%以上の人が反対したように、民主党に限らず各政党は、その動きの裏側や、今度の国民投票法案の修正案提出などの小細工の意味することなど、今の国民は直ぐに見抜いてしまう ことを政党の人達は知るべきだ。
何度でも言うが、
「小沢さん、日本の為に、そして自党のためにも、自民党ばかり見ないで、国民の方をもっと良く見て下さい。」
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