【上の写真は大石早生の収穫適期果実。梅ではありません。】
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大石早生の収穫が始まった。スモモの早生品種である。
我が家のような零細農家でも猫の手も借りたい程である。
何故なら、この一週間が勝負だからダ。
スモモは、中国を原産とするバラ科サクラ属の落葉小高木。
果実はモモのそれに比べ酸味が強いため
この名が使われている。漢字では「李」とも書かれる。
英語ではプルーン prune、プラム plum などと呼ばれる。
花の期間も短い。桜の花見よりも
見ごたえがあるが、
花粉アレルギーの方は要注意。
収穫期は品種により異なり6月中旬から8月上旬。
代表的な品種としては大石早生、ソルダム、
サンタローザ、メスレー、太陽など。
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昨年は天候不良のため全国的に不作。でも
どういう訳か我が家は豊作。少し稼がせてもらった。
今年はどの家でも豊作らしい。ところが
我が家は不作。でも、奥さんは小玉果を徹底的に摘果。
「今年の収穫量は極端に少ない」と奥さんが呟く。
一昨日の新聞紙面には下記のように掲載されていた。
田辺市内で、スモモの主力「大石早生」の
出荷がピークを迎えた。同市中三栖の農業、
Mさん宅では家族ら7人が集まり午前5時から収穫を始めた。
大石早生の収穫は来週いっぱいでほぼわ終わり
24日頃からはサンタローザやソルダムの出荷が始まる。
そう、紀南はもう収穫最盛期なのだ。
その点、紀北は収穫が今頃からだ。
収穫時期が遅い分、また豊作年であることから
不作の我が家は今年もまた、貧乏が続きそうだ。
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低く木を剪定しても
脚立が必要。
慎重にしないと怪我をする。
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トリビクを肩にかけて採るから
首から肩にかけて凝ってくる。
次に出荷できる果実と
できない果実に選別する。
《商品にならない果実も当然たくさん出てくる。》
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コンテナに入れて積んでいく。
個人出荷ではないので
協同選果場へ運ぶ準備だ。
選果場では、いわゆる選果をし
パックに詰めて
段ボールの箱に入れて
都会の市場へ運ぶ。
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デパートで値札を見ると
目が飛び出そうな値段だが
生産者の手取り金額は
それの何十分の一しかない。
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《収穫量、昨年の半分も無い模様。》
でも、年に何日も農業に
従事していない私。
偉そうなことは言えない。
《一日で体がガタガタです。》奥さんに感謝するのみ。
農業は、やっぱり凄いのであります。
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【出荷はパック詰め。出荷時はこれくらいの色づきが最高だ。】