「ソルジャー・オブ・ラブ(愛の兵士)」
武器を捨てて降伏してくれないか(愛の兵士よ)
武器を捨てて平和に僕を優しく愛してくれないか(愛の兵士よ)
武器は相手を愛するために使ってくれないか
僕はきみが好きだというのに、宣戦布告する理由などないだろ?
だから他の男のことは忘れてくれないか、僕は本気なんだ
もう戦場から立ち退いてくれないか
武器を捨てて降伏してくれないか(愛の兵士よ)
武器を捨てて平和に僕を優しく愛してくれないか(愛の兵士よ)
武器は相手を愛するために使ってくれないか
ラジオ局での初期スタジオ・ライブを収録した「ザ・ビートルズ・ライブ・アット・ザ・BBC」はおもにカバーの名曲・佳曲が満載だが、とりわけ優れていると個人的に思っているのは、アーサー・アレキサンダーの「ソルジャー・オブ・ラブ」と(バディ・ホリーのバックバンド)ザ・クリケッツのためにゴフィン=キングが書いた「ドント・エヴァー・チェンジ」だ。
何度か書いたが、「アンナ」、「ショット・オブR&B」、「ユー・ベター・ムーブ・オン」などで知られる黒人R&Bシンガーのアーサー・アレキサンダーはジョン・レノンの大のお気に入りというか、初期のネタ帳で、この難しい曲も見事に自分のレパートリーとして引き寄せ、歌いこなしている。
ずっと時代が下って、1983年にイギリスのガレージパンク・バンド、ザ・ミルクシェイクスがカバーした粗削りなバージョンもいい。
さらにそのあと、1999年にパール・ジャムがコソボ難民のためのチャリティ・アルバムに提供したライブ・バージョンは後半大きくうねるように情感が盛り上がる、名唱だ。
オリジナル。