11月11日は「介護の日」です。
それに合わせて地元紙では市内介護サービス事業者の特集広告が組まれ、当法人はまたプロの漫画家先生にイラストを依頼しています。
秋色で素敵ですね。
あの猛暑が幻であったかのように、急激に気温が下がってきている。
夏の間はおもにリネンやコットンのマフラーを日焼け防止のため首元にぎっちり巻いたが、今度は冬用のものをクローゼットの奥から急ぎ引っ張り出さなければならない。
肌が弱く、ウールやカシミアのマフラーが苦手な僕がマフラーを楽しむようになったのはずいぶん年を取ってからで、シルクや厚手のコットンの面白いもの、オッサン臭くない?ものをその日の気分で巻いている。今シーズンも素敵なものを見つけられたらぜひ買い足したい。
ラルフ・ローレンはイタリア製がメリノウール、フランス製はコットンで、
後者を何枚か持っている。この二枚はどちらも女性用だ。
一番気に入ってよく巻いているシルクのもの。表はハウンドトゥース
(千鳥格子)、裏はヘリンボーン(杉綾)のリバーシブルだ。
グレー、キャメル、ワイン、ネイビーとたくさん色が入った
アメリカ製のシルクマフラー。とにかく肌触りがいい。
「入院していた友人が発作を起こしてICUへ移送されたとの連絡をもらい、僕はセンダード市の病院まで車を飛ばした。たまたま午後の職員が少ない時間だったのが幸いしたのか、止められることもなくICU専用の控室まで入ることができた。
友人の会社の社員たちはそれぞれ忙しく連絡業務に追われており、あとから着いた僕がひとり留守番のようになっていた。
病状と治療の進展について、説明がないか、じりじりと待ち続けていると突然、バ―ンとドアが開いた。地元選出の代議士だった。
あれ、井浦さんじゃない、ほかの社員たちは?
現在これこれこうなっています、先生は東京からいらしたのですね?
うん、さっき国会が終わったので新幹線とタクシーを乗り継いで戻ってきた。昨晩もね、ここに泊って朝、上京したんだ。ほら、彼は天涯孤独だろ、こんな時くらいオレがついていてやらないとさ。
先生に付き添われて、彼は幸せですね。先生がテレビに映ると、必ず嬉しそうにツッコミを入れてましたから。
まもなく僕は病院を後にした。代議士はこのまま控室で明日の衆議院本会議の下準備をするというので、邪魔をしてはと思い。
結局、友人は十年におよんだ苦しい闘病生活ののちに亡くなった。
I理事長、今日も先生はテレビに出てましたよ、誇らしいですね!」
イメージ(画像と本文は直接関係ありません)