「ハモンド・ソング」は、ニュージャージー出身の三姉妹ザ・ローチェスのファースト・アルバム(1979年発表)に収録されている。
アルバムのプロデュースはキング・クリムゾンのロバート・フリップだが、全編アコースティック・ギター中心の、素朴なフォーク調の作品だ。
唯一、「ハモンド・ソング」では名手フリップがギターソロを弾いていて、本当に美しい名曲となっている。
ザ・ローチェスを知らなかった僕は、20歳のころに友達から教わった。
いい曲でしょ、と言うのでそうだね、と答えると、彼女はその場で歌詞を訳してみせた。
やっぱり都会の女のコはセンスが違うな、とひどく感心したのだが、その後、自分が敬愛してやまないテリー・ホールが1985年にカバーして、二度驚いた。
久しぶりに僕も訳してみる。
ハモンド・ソング
あなたがもしハモンドへ行ったら
二度と戻ってこないでしょうよ
私が思うに
あなた間違ってる
もちろん私たちはあなたが大好きだけど
それとこれとは別
あのひとと行くつもりなら
私たちのことは忘れて
私が思う限りだと
あなたまるで
自分自身を放り投げているみたい
トライしようともせずに
ねえ、あなた嘘ついてるでしょ?
そう、私もハモンドへ行ったことがある
好き勝手にね
私だけじゃないの
この病にかかっちゃうのは
現実を直視してよ
見栄を張っている自分を
私たちはバラバラになってしまう
学校を辞めたりしなければ
うまく行っていたろうに
馬鹿な真似はやめてよ
私のこの歌を
分かってもらえるかな
いつか将来
また私たちは会えるっていうけど
いつか将来ってどこ?
大丈夫って私に言ってくれない?
あなたがもしハモンドへ行ったら
二度と戻ってこないでしょうよ
所作はきれいに、ルールに則って、は僕がいつも心がけていることだ。
清々しいくらい、お手上げだ。
こちらもひどいな~。
オンライン万歳という方法があるとは。
令夫人もなかなかお上手ですが、、。
とてもきれいな絵ですね。
小さい方の中には、異常に動作が大きい方が時々見受けられる。