波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

続 暮らしのつながり方

2020年04月11日 | 日記・エッセイ・コラム

き両親の手紙や日記類。大半は始末していたが、胸の鼓動や吐息が聞こえそうなのは捨てきれなかった。病床で妻と子どもを気づかう手紙類や日記、結婚前からのたくさんの俳句、母が60年間大事にしていたからだ。最初に片付けた妹から、「これはお兄ちゃんが持っている方がいい」と渡されていた。

 

聞の悩み相談に、「亡父の日記を読んで良いのか」(女性60代)という相談があり、「故人にもプライバシーはあるはず」(政治学者 姜尚中)と回答があった。相談者の生き残った者は、逝った人の心の中にどのように触れることが許されるのか、心が表されたものをどのように扱うべきか」に対して、「日記はお父さん以外の人を想定せず、血を分けた息子や娘でも当てはまる。故人でもプライバシーはある・・・・・あなたの知っているお父さんだけで十分なはずです。」と回答されている。

 

死の父だから思い出がほとんど無い波風氏は、手紙と日記を開いて読ませてもらった。その上で始末した。妹も読んでいるはずだ。20代の父と母は、10年に満たない年月でこんな精神生活を送っていた。残された手紙や日記は、父との思い出とともに生きる糧だっただろう。本来は、母が亡くなった時に一緒に焼いてあげればよかったと思う。
片付けが一段落した後、「あなたが私より先に亡くなったら日記や手紙は読まないで始末する。その逆なら、同じようにして欲しい」とママヨさんに話した。


画像の俳句は父のもの。「背の子」は波風氏だろう 亡くなった後に日記が残され、そこに小姑の悪口がたくさん綴られていてそれが張本人に渡されて大変なことになったという話を聞いたことがある

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