波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

続 お兄ちゃんは貧乏なの? 

2022年08月06日 | 日記・エッセイ・コラム

(前回から続く)マヨさんの教え「売っているものは作れる」で暮らすのは理想。現実的にほとんど無理だが、「どうやるのかな」、「やってみるか」は、お金の問題というより(自分で作った方がお金がかかる場合が多い)、好奇心持ち手足動かし続ける暮らし方が大事と思いたい。同時に消費生活にどっぷり浸かっていることを忘れず、食べていくのが難しい人たちのことを気にしながら暮らしたい。地球上の人間半数の総資産と上位50人ほどの総資産が同じというのはどう考えても変な世界。個人の努力だけで解決できない問題が、目と耳を塞がなげればいくらでもわかるこの頃だ。とりわけ、子ども、女性、老人といった弱い立場の人間が心配。弱い人間にふれあって支える仕事が大事にされないことも。

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話変わって、住宅補修の話。先週、壁の穴を塞ぎ壁紙貼ってもらう。朝ドラ『ちむどんどん』を見ていて、新聞社デスクの俳優が波風氏の若かりし頃の風貌とそっくりで「先生、どうしているかな」と訪ねてくれた教え子がその筋の業者さんだった。そのつてで畳屋さんに表替えししてもらった。先月は玄関入り口に網戸入れた。先々月、ガス台を替えた。業者さんの作業を見ていないような顔してチラチラ見させてもらったが興味深く面白かった。職人さんは誰もが、さっときて静かに仕事する(当たり前と言えば当たり前)。応答は謙虚で礼儀正しい(揃いも揃って)。「良くなりましたね」というとニコッとして嬉しそうだ。打ち直しを頼んだ布団屋さんも、屋根や外壁の塗装の業者さんたちも揃ってそうだった。  
どれも積年の問題ばかりだが、解決すると実に晴れ晴れする。衣食住の中で一番の大事(おおごと)が『住』だが、解決すると衣食とは比べられない満足感。『終いの住み処』という言葉はあるが、終いの食事、終の衣装は聞かないから老人特有の心配事・満足事なのかもしれない。ここらにお金をかけられなくなったら「お兄ちゃんは貧乏だよ」と妹に言わなくては(笑)。


知り合いの葬儀屋さんが、どんなに貧乏でも亡くなった人を一番良い部屋、一番良い布団に寝かせている家は葬儀代を絶対に払ってくれる。逆に、どんなに金持ちでも悪い部屋悪い布団だと払わないことが多いと言っていた 『こうへいくん』のこと、このブログのどこかに書いたが、忘れられない思い出。無くなった母親が身なりや人の噂で人を差別しなかったこと。あのこうへい君は『公平』君と書いたのかもしれないな画像は48年前の文化鍋。波風食堂用に持ち手1ヶ所と蓋のツマミを修理。今年もこれでトウキビご飯を作りたい。                   

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