波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

あと2年で満期(下)

2021年12月03日 | 日記・エッセイ・コラム

(前号からの続き)
77歳には世の中にいないという前提で老後人生を立てて暮らしている、という本(池内紀著:毎日新聞出版『すごいトシヨリBOOK』)を読んだ。 「もういない」と仮定した方が予定を決断しやすく、70歳にそう決めて自分が老いる未知の冒険でわかったことをメモして溜まったのを77歳で本にしたとあった。逆算の考えは波風氏と同じだ。77歳になったので「満期が来たから3年単位で延長するルール」をつけたとあり、波風氏はナルホドと膝を打った。72歳の次は75歳、真打ちの『後期高齢者』、波風氏的に言うと『上級老人』到達となる。

 

の本の「老いの特性」「老いとお金」「自立のすすめ」「老いの楽しみ」などは、波風氏の老後のもやもや感のまさに言語化で、納得したりギョッとしたり忙しかった。病気は医師と薬の力を借り周囲の励ましで自分が治すものとか、自分の死に方は自分で決めると尊厳死協会入会のことが書いてある「老いと病と死」は妙にインパクトがあった。
読み終わり、「池内、池内紀・・・前に新聞の訃報欄で見た名前かも」と検索してみた。すると2019年没(享年78歳)とあり驚いた。計算通りというか予定通りの人生じゃないか。出版時が没する前年だがそんな気配は全く無く明るく爽やかで知的。ふと、願い通りに逝った西行法師の「願わくは花の下にて春死なむ・・・」を思い出し、検索してみたら享年72歳だった。

※画像の『老化早見表』は、故池内紀氏の「自分で自分の老いの進行に向き合うところから始める」から来ている。「間違いなくカテゴリー3、いや既にカテゴリー2に進んでいる面もあるかも・・・」なんておののく。


中級老人になってすぐのブログ『片付けの思想』(2019/4/202019/4/29)、今より切れが良いな。歳は会話だけでなく書き言葉にも出るようだ 第2期『本の片付け』開始。前回7割始末してから約10年、古本買い取り専門店使って進めている。記憶の削除とは違うと自分に言い聞かせて。前記の「整理整頓症」も入っていたりして(涙)今日の公式裏ブログに『本を片付ける』UP予定。

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