小学生の頃。冬の訪れを感じるのは、朝学校に行くときの水たまりの変化だった。薄く氷の張った水たまり。宝物を見つけたかのように一歩一歩を大事に踏みしめていた。あの「ピシッピシッ」という音が何とも言えない。登下校では「宝物」を探す「ほっぺの赤い」海賊であふれていた。みんな「顔」は下向きでも
「心」は前向きだった。
今年の冬は、(今の所)「薄く氷の張った水たまり」を見つける間もなく、雪が積もってしまった。徒歩通勤をしている身としては一抹の寂しさがある。冬と言えばここ数年、毎年スッテンコロリンとダイナミックに転倒している。「雪国生まれ、雪国育ち」としては、「転ばない歩き方」はマスターしているつもりなのだが…。もしかしたら、小学生の時に氷を割りまくった天罰かもしれない。
背中を丸め、「大コケ」にビクビクしながら歩く凡師。下は向いても、心は前向きでありたいものだ。
1 コメント
コメント日が
古い順 |
新しい順
- 背中を丸めた小学生の登校の列。その中を大雪連... (主味広)
- 2011-11-26 09:39:07
- 背中を丸めた小学生の登校の列。その中を大雪連峰縦走を感じさせる大人の姿。「おはよう」「おはよう」と声をかけるベテランの先生。冬の間は徒歩で出勤するという。「顔」も「心」も前向きだ。越された子どもがカルガモのようについて行く。白い煙をはくSLのように…。こんな一日の始まりもいいものだ。その横を車で出勤する同僚が少し照れくさそうだった…。
- 返信する
規約違反等の連絡
コメントを投稿
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。