玄関前に座って鞘から豆を外している御婦人。ひと抱えはありそうな径の竹笊の一つには宝石みたく輝いている大きな豆。もう一つにはベージュ色にウズラの卵みたいな薄茶模様の小さな豆。「わあっ、きれいだなあ」と声を上げて好奇心最優先・無遠慮・警戒心なく近づき(笑)見せてもらったというか、立ち止まって見入った。ママヨさんと家の近所を散歩の途中。
人差し指と親指で作る円ぐらいある宝石みたいな豆(紫花豆と言うらしい)にうっとりする。こんな場合に人は往々にして、「差し上げますか?」と言わざるを得ない。そしてそう言われた人は、「いえいえ、ありがたい話ですが貰えません」というのが常識ある大人(老人なら尚更)。だが波風氏はそういう世界に生きていない老人なので「本当ですか?喜んで!」と即答。ママヨさんが袖を引っ張っているのも知らず。
びっくりするぐらい沢山いただいた。「来年、畑に植える分で良いですよ」と前もって言っていたのに。後でママヨさんが昼に作ったオハギをお礼に持って行った。好物だと喜んで受け取ってもらったそうだ。
近所をぶらぶら歩いていたら予想もしないところから見事な豆、そしてお礼にぼた餅。こういう場合、「タナからぼた餅」とは言わないが意味的にはそれしか浮かばない。今日は心がピカピカ光って丸くなり温かくなる見事な満月の夜。十三夜だった。
昨日書いた裏ブログの記事を公式表ブログに移動。こういうのを表舞台に置いとかなくてっどうするのよ、の気持ちして この散歩で豆の前に、世話になっている知人にボタモチ届けに行って花梨の実とハマナスのジャムもらう。体調回復のママヨさんが「やっと散歩できるようになりました」と喜んでいる。一昨日、図書館駐車場に車停めスーパー往復。老人の病後回復、少しづつ少しづつ小さな一歩から画像はいただいた豆を家のザルに入れて。こんなにたくさんも。