波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

この頃のこと【立春】

2020年02月13日 | 日記・エッセイ・コラム

春(2月4日~18日)。「暖冬 クマも目を覚ます」と気の毒な新聞記事。寝不足でイライラし、冬眠から覚めたら新陳代謝を上げるために食べるフキノトウも未だ無いだろうしなあ  野村克也氏ご逝去。努力で作り上げた人生観・野球観にもとづく、分かりやすく鋭く優しい、含蓄のある言葉が好きだった。根底に豊かな言葉の才能と努力を感じていた 京に送るマスクとハンドジェル求め6軒目で運良く箱入りゲット。トイレットペーパー不足で難渋した50年前のオイルショック思い出す 食後、ウツラウツラしながら読む。「他者と自分との区別を忘れる境地、それを『我が儘一杯』を働く」犬によって二葉亭四迷は体験した。その渾然一如の世界は幸福という気分をもたらした」と俳人の坪内稔典先生。我が儘を愛しあう関係が幸福の一つの原型と。ここの加減が難しいんだよなあ 原中也と同棲し小林秀雄の元に去ったった女性、後年の聞き書き収録した本があるのを知り取り寄せて読む。偶然、先週の朝日『天声人語』に詩壇の芥川賞と呼ばれる『中原中也賞』 巡る文章。恋敵の小林がこの賞創設で金品含めて尽力したことは書いてなかった。


薄く雪の積もった玄関前駐車スペースの除雪。「こんな楽に(今年が)終わるはず無い」と思いつつ「どうかずーっと続きますように」と願いながら オイルショック後しばらく、母親がトイレットペーパーを大量に保管していた。笑っていたが、今なら気持ちがわかる。

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