この言葉に感慨はなく、解説で考えさせられた。小さな器も「中身を捨てて空っぽ」にすると、新たな考えが入り、器も容量を増すとの指摘。(病室で読んだ4/11朝日「折々のことば」から)
伸びるために縮む、みたいな言葉に惹かれる質の波風立男氏は、立ち止まった。【器】①入れ物、②その地位で仕事をやっていけるだけの能力(の有る人)。(新明解)と辞書にある。辞書引く前に、「生きる力」ではないし、「人間性」も変だし、課題解決の能力みたいなのを想像した。当たらずとも遠からじだ。
では、既に仕事にケリをつけた老後人生の『器』とは何か。解説の「こだわり」は人生を経るほど固くなり、捨てるのは年々難しくなるのを実感中。空っぽの不安感、新しさを拒否する頑迷さ、中身が既に陳腐化しているのを悟る恐怖感。老後を生きる「器」とは、こうした内面に正対する覚悟の別称だと思う。仕事という定型と無職と言う不定形を入れる器、後者が難しいに決まってる。だからこそ、挑戦しがいのある「老後の器」の清掃。
予定通り、入院1週間で2キロ減量。ご飯1/2、おかず2/3、オヤツ無しで NHK連ドラ「ひよっこ」のオープニング動画、主題歌とともに☆☆☆。凡師さん推奨「ふるカフェハルさんの休日」(NHK Eテレ 水11:00)楽しい。今日から8回、多部未華子で「ツバキヤ文具店~鎌倉代書屋物語」(NHK10:00)。