カフェ ローズマリー(フランス料理/湯島)
閉店しました
【2011年1月に当時の日付で記事を編集しています】
*ボルドー郷土料理の特別コースをバイ・ザ・グラスで
フルコースの高カロリーディナーは週に1度、金曜日だけと決めているけれど、この日はランチがあまりにも悲惨だったため、急遽夜を豪華にすると決めました。
前の週に満席で行き損ねた 「ボルドーコース」にチャレンジ。
ボルドーに因んだ料理でディナーコースとワインを構成、用意されたワインは全てグラスでもいただけるというナイスな企画です。
(すでにプロヴァンスとブルゴーニュはブログでも紹介済み)
アミューズ
手づかみで食べられる鴨のコンフィ乗せバゲット。
前菜
目にも鮮やかな野菜のテリーヌ。
アントル・ドゥ・メールの名門シャトー・ヴィニョルの白と。
何をかくそう私はボルドーワインは白の方が好き。
魚料理
ヤツメウナギを赤ワインソースで煮込むという郷土料理が有名だけど、こちらは白身魚と穴子のポワレをムール貝と一緒に白ワインソースでサッパリと。
茨城産の穴子がプリプリで超美味!
2杯目の白ワインは、シャトー・マラガール。
お肉料理
鴨のコンフィ(だったと思う)とのチョイスで、短角牛サーロインのグリエを選びました(+500円)。
郷土料理的には前者だけど、ステーキが食べたい気分だった。
ちなみにボルドー地方にはフィレステーキの上にフォアグラを乗せた「Tournedos Rossini」なる郷土料理もあるらしい。
お肉料理に合わせて、赤ワインはサンテステフのシャトー・ボー・シット。
チーズ
マルゴーのクリュ・ブルジョワ、シャトー・ラトゥール・デ・モンをちびちびやりながら堪能しました。
フランスを代表する青カビチーズ、ロックフォール(左)と、ルイ16世の大好物だったことでも有名なブリー・ド・モー(右)
コースにチーズも含まれているなんて、さすがボルドーコース。
デザート
カヌレが出てくるかなと思っていたけど違いました。
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いただいたワイン
食前酒はコースには関係ないけどローランペリエ。
用意されていたボルドーワインは白2種、赤5種、デザートワイン1種。全て違うワインを5杯、お料理に合わせていただきました。ところで、今回ボトルの写真を撮っていないからヴィンテージがわかりません。
ボルドーの赤は特にヴィンテージで評価が分かれるから。。失敗したなぁ。セパージュの比率はお店のメニューの通りです。
・前菜と
Chateau Vignol Branc
シャトー・ヴィニョル ブラン(900円)
アントル・ドゥ・メール地区で、中世から何代にも亘り高品質なデイリーワインを造り続けるシャトー・ヴィニョルの白。
甘い花のような香りと、白桃や青りんご、グレープフルーツを思わせるフレッシュなアロマが特徴の辛口です。牡蠣の化石を多く含む土壌で栽培されたソーヴィニョンブランを50%使用。収穫後のジュースをアルコール発酵前に超低温で保存することにより、フルーティでコクのあるワインに仕上げています。
地区:アントル・ドゥ・メール
生産者:シャトー・ヴィニョル
品種:ソーヴィニョン・ブラン50%、セミヨン40%、ミュスカデル10%
・魚料理と
Chateau Malagar Bordeaux Branc
シャトー・マラガール ボルドーブラン(700円)
ノーベル賞作家モーリヤックの生家で造られるワイン。トップノーズに樽に由来するヴァニラやクルミなどのアロマを感じ、ゆっくりとグラスを回すとパイナップルや西洋なしのコンポートなど熟した果実が現れます。ボルドーの白ワインとしては稀な粘着度と、味覚的要素が見事に融合した統一感を愉しめます。
地区:AOCボルドー
生産者:シャトー・マラガール
品種:セミヨン60%ソーヴィニョン・ブラン40%
・肉料理と
Chateau Beau-Site Saint-Estephe
シャトー・ボー・シット サンテステフ クリュ ブルジョワ シューぺリュール(1,300円)
「美しい風景」という名を持つサンテステフの優良シャトー。
17世紀に建てられたセラーはジロンド川を一望する高台に位置し、メドックで最も古い建物の1つとされています。格付はクリュブルジョワ、数多くのシャトーを所有するエリティエ・カスティジャがオーナーを務めています。
プラムやカシスの濃厚な果実味、ヴァニラを思わせる樽の風味。強烈な芳香とがっしりとしたタンニンを持ちながら、味わいはあくまでもまろやかでやさしく、とても飲みやすい。
ヴィンテージを聞いておくんだった!
地区:サンテステフ
生産者:シャトー・ボー・シット
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティヴェルド、カベルネ・フラン
・フロマージュと
Chateau La Tour de Mons AOC Margaux Cru Bourgeois
シャトー・ラ・トゥール・ド・モン AOCマルゴー・クリュ・ブルジョワ(1,300円)
創立は1615年、クリュブルジョワの中で最も有名なシャトー。
マルゴーの伝統を象徴する繊細さとエレガンスをもつワイン。メドックとしてはメルロー種の比率がやや高く、まろやかな風味が特徴的な長期熟成タイプ。熟したカシスやベリー系フルーツの甘い香りに、スパイス、ハーブ、新樽のウッディなアロマが微妙に感じられます。
鉄や土のニュアンスも強く、私好みのちょっと曲者なワイン。
地区:メドック(マルゴー)
生産者:シャトー・ラ・トゥール・ド・モン
品種:メルロー55%、カベルネ・ソーヴィニョン34%、プティヴェルド6%、カベルネ・フラン5%
・食後酒に
Carmes De Rieussec
カルム・ド・リューセック
ソーテルヌ地区の第1級格付けシャトーであるリューセックのセカンドラベル。
同じ貴腐ぶどうを使用しているものの、樽熟成期間や新樽使用比率が若干低いため、若々しくフルーティな酸味と柑橘系の風味が楽しめます。
地区:ソーテルヌ
生産者:シャトー・リューセック
品種:セミヨン85%、ソーヴィニョン・ブラン10%、ミュスカデル5%
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食後のお飲み物
コーヒーで〆てごちそうさま。
ボルドー料理のフルコースとグラスワイン6杯で13000円ポッキリ、都内のレストランでこのお値段とは、まさに奇跡のCPです。
HPを拝見した限りでは、昨年クリスマスディナーはやらなかったっぽい。先月までのジビエコースも食べ損ねたし、近いうちにおじゃましたいと思います。
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カフェ・ローズマリー
□11:30~14:00 17:30~21:00
□水曜定休
□文京区湯島3-1-4 ブリランテ湯島1F
□03-3837-1455
※前回のカフェ・ローズマリーは
こちら