電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

クライバーの「こうもり」序曲を聞く

2006年07月22日 20時29分46秒 | -オーケストラ
ようやくゆっくりできる週末、のんびりとウィンナ・ワルツを楽しみました。カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィルによる1989年のニューイヤー・コンサートです。「加速度円舞曲」から始まり「ラデツキー行進曲」に終わる全11曲は、いずれも楽しい演奏ばかり。収録された映像からは、美しいムジークフェラインザールに集まった聴衆が、演奏を楽しんでいる様子がうかがえますが、それ以上にクライバーの表情が実にいい!
その中でも、シュトラウスII世の喜歌劇「こうもり」序曲は、私の一番のお気に入りです。オペレッタの楽しさを存分に予告する、美しい音楽です。クライバーははずむように緩急をつけた情熱的な演奏で、これはもう大満足。ほどよくまわっているワインのせいばかりではありません(^_^)/

今はすっかりDVDに主役の座を譲ったLDでは、A面のトリをつとめる第5曲目の配置です。ポリドール社で POLG-9068 という型番を持つユニテルのライブ映像は、ブライアン・ラージが映像監督をつとめたとクレジットされています。
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