日曜日は法事があるので、いつもの日曜日ではなく土曜日の夜に、山形交響楽団の第252回定期演奏会に行きました。そうです。今年から土日2回公演が復活したのです! リフォームの打合せもそこそこに、山形市のテルサホールに出かけました。

開演前に、ロビーコンサートの人だかりがすごい! 思わず何事かと思ってしまいました。地元紙・山形新聞に大きく取り上げられていましたが、今回のゲスト、ウィーンフィル首席フルート奏者のワルター・アウアーさんが、中学生・高校生の吹奏楽部員を指導する機会があったせいもあるらしく、若い人たちの姿がやけに目立ちます。


ロビーコンサートの曲目は、
というもので、ワルター・アウアーさんと山響の足達祥治さん、小松崎恭子さんによるフルート三重奏でした。これが実に素晴らしかった! フルート二重奏までは生演奏で聴いておりますが、三重奏というのは初めての経験です。某庄内の笛吹きさんも、もしかしたら駆けつけているのかもしれないと思いながら聴いておりました(^o^)/
開演前のプレトークでは、西濱事務局長と音楽監督の飯森範親さんが、ようやく念願の定期演奏会の全二回開催が実現したことを報告、聴衆から温かい拍手を受けておりましたが、実際に聴衆の入りがすごい。最前列の自由席さえ左右に数席しか残っていない状況で、特にかぶりつきに中・高校生と思われる若者たちがつめかけ、アウアーさん人気がうかがえます。
本日の曲目は、次のとおり。
最初の曲目、西村朗「ベートーヴェンの8つの交響曲による小交響曲」は、第1番から第8番までの交響曲について、それぞれ第1楽章の主題を巧妙につなぎ合わせて第1楽章とし、第2楽章の主題をつなぎ合わせて第2楽章にするという方法で四つの楽章を構成した一種のパロディ作品で、全曲どこかで聞いたことのあるふうな旋律が聞こえるおもしろい曲です。
楽器編成は、ステージ左から、第1ヴァイオリン(8)、チェロ(5)、ヴィオラ(5)、第2ヴァイオリン(7)という対向配置で、正面奥にフルート(2)とオーボエ(2)、その奥にクラリネット(1)とファゴット(1)、その奥にホルン(2)とトランペット(2)、最奥部にコントラバス(3)、木管の右横にパーカッション、金管の右横に現代のティンパニが配置するというものです。コンサートマスター席には、犬伏亜里さんが座ります。
個人的には、第3楽章で第7番の「ダ~メヨ、ダ~メヨ、モウダメダワ~」の後が「ダメ!ダメ!ダメ!ワッハッハー!」という感じに聞こえるのが気に入りました(^o^)/
第2曲:モーツァルトのフルート協奏曲第1番。楽器編成は、1st-Vn(6)、Vc(3)、Vla(4)、2nd-Vn(6)、Hrn(2)、Ob(2)、Cb(2) という小規模なものに変わります。もう一つ、チェロの後ろにFl(2)という配置。奏者はもちろん足達さんと小松崎さんです。独奏のアウアーさんと指揮の飯森さんが登場すると、大きな拍手がなんだか格別に大きく感じます。
そして演奏が始まると、圧倒的に伸びやかなフルートとオーケストラのかけあいが実に素晴らしい! カデンツァなど、作曲を依頼したオランダ人の「アマチュアの私でも演奏できる、やさしいフルート協奏曲」という注文とはかけ離れた、すごいものでした。第2楽章:ソリストのアウアーさんと、ステージ左側の安達さん・小松崎さんとがフルートで呼びかけ合うみたいな感じもありました。
(明日へ続く)

開演前に、ロビーコンサートの人だかりがすごい! 思わず何事かと思ってしまいました。地元紙・山形新聞に大きく取り上げられていましたが、今回のゲスト、ウィーンフィル首席フルート奏者のワルター・アウアーさんが、中学生・高校生の吹奏楽部員を指導する機会があったせいもあるらしく、若い人たちの姿がやけに目立ちます。


ロビーコンサートの曲目は、
アルビージ:小組曲第2番より、I.春の歌、III.ヴェニスの舟歌、IV.泉
というもので、ワルター・アウアーさんと山響の足達祥治さん、小松崎恭子さんによるフルート三重奏でした。これが実に素晴らしかった! フルート二重奏までは生演奏で聴いておりますが、三重奏というのは初めての経験です。某庄内の笛吹きさんも、もしかしたら駆けつけているのかもしれないと思いながら聴いておりました(^o^)/
開演前のプレトークでは、西濱事務局長と音楽監督の飯森範親さんが、ようやく念願の定期演奏会の全二回開催が実現したことを報告、聴衆から温かい拍手を受けておりましたが、実際に聴衆の入りがすごい。最前列の自由席さえ左右に数席しか残っていない状況で、特にかぶりつきに中・高校生と思われる若者たちがつめかけ、アウアーさん人気がうかがえます。
本日の曲目は、次のとおり。
- 西村朗 ベートーヴェンの8つの交響曲による小交響曲
- W.A.モーツァルト フルート協奏曲第1番 ト長調 K.313
- W.A.モーツァルト フルート協奏曲第2番 ニ長調 K.314
- L.V.ベートーヴェン 交響曲第5番 ハ短調「運命」Op.67
飯森範親指揮 山形交響楽団、フルート:ワルター・アウアー
最初の曲目、西村朗「ベートーヴェンの8つの交響曲による小交響曲」は、第1番から第8番までの交響曲について、それぞれ第1楽章の主題を巧妙につなぎ合わせて第1楽章とし、第2楽章の主題をつなぎ合わせて第2楽章にするという方法で四つの楽章を構成した一種のパロディ作品で、全曲どこかで聞いたことのあるふうな旋律が聞こえるおもしろい曲です。
楽器編成は、ステージ左から、第1ヴァイオリン(8)、チェロ(5)、ヴィオラ(5)、第2ヴァイオリン(7)という対向配置で、正面奥にフルート(2)とオーボエ(2)、その奥にクラリネット(1)とファゴット(1)、その奥にホルン(2)とトランペット(2)、最奥部にコントラバス(3)、木管の右横にパーカッション、金管の右横に現代のティンパニが配置するというものです。コンサートマスター席には、犬伏亜里さんが座ります。
個人的には、第3楽章で第7番の「ダ~メヨ、ダ~メヨ、モウダメダワ~」の後が「ダメ!ダメ!ダメ!ワッハッハー!」という感じに聞こえるのが気に入りました(^o^)/
第2曲:モーツァルトのフルート協奏曲第1番。楽器編成は、1st-Vn(6)、Vc(3)、Vla(4)、2nd-Vn(6)、Hrn(2)、Ob(2)、Cb(2) という小規模なものに変わります。もう一つ、チェロの後ろにFl(2)という配置。奏者はもちろん足達さんと小松崎さんです。独奏のアウアーさんと指揮の飯森さんが登場すると、大きな拍手がなんだか格別に大きく感じます。
そして演奏が始まると、圧倒的に伸びやかなフルートとオーケストラのかけあいが実に素晴らしい! カデンツァなど、作曲を依頼したオランダ人の「アマチュアの私でも演奏できる、やさしいフルート協奏曲」という注文とはかけ離れた、すごいものでした。第2楽章:ソリストのアウアーさんと、ステージ左側の安達さん・小松崎さんとがフルートで呼びかけ合うみたいな感じもありました。
(明日へ続く)