電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

石臼にスイレンの花が咲いた

2016年09月14日 06時04分12秒 | 季節と行事
いつ頃、誰が植えたものか、石臼にスイレンの花が咲きました。切れ込みのある葉の形からみて、たぶん睡蓮で間違いないものと思いますが、葉の陰にひっそりと白い花が咲いています。花鉢がわりの石臼は、私が子供の頃には外便所の手水鉢がわりに使っていたはず。屋根から下げた手水入れの容器の下部をちょいと押し上げると水が出るので、これで手を洗いますが、流下した水を受けるものが、大きな丸い石臼でした。



たしか私がまだ幼い頃、祖父がまだ元気で亡父も若かった頃に木製の臼を入手し、餅に石の破片が入ってしまう古い石臼を廃止することにしたのだったと思います。で、長く外便所の入り口に置かれ、手水鉢として使われたものです。このときに、すでに睡蓮が植えてあったものかどうか、残念ながら記憶にありません。屋内トイレの水洗化にともない、不要になっていた外便所を解体して埋め立ててカーポートを作ったときに、この石臼を現在の場所に移動したのは亡父の指示によるもので、こちらは記憶があります。



日当たりの良い今の場所が適していたためか、夏場に水が枯れないように水やりをしているせいか、睡蓮が花を付けているところを見つけるようになりました。いや、昔から花を付けているのに、以前は慌しい生活の中で見つけられなかっただけなのかもしれません。夏の終わりに、白いスイレンの花が可憐です。

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