去る11月3日、東根市に新しい図書館がオープンしました。人口減の時代に、山形県内で唯一、人口が増加している東根市ですが、これまでは「さくらんぼ東根駅」内に小さな図書館を併設しているだけで、近隣の市町なみの規模を持つ図書館はありませんでした。駅の図書館は、ちょっとした時間待ちの際などにも利用でき、それはそれで便利でしたが、天童市立図書館や河北町立図書館、村山市立図書館などがそれぞれ独自の特色を打ち出して運営されているだけに、市民の要望は強いものがあったのでしょう。
ところで、従来の公立図書館というと、咳払い一つもためらわれるような静けさが求められたり、統計調査のためにノートパソコンを持ち込む際にも電源コンセントの使用を禁止されたりといった、お役所の延長のようなお堅い運営が目につく時代もありました。最近は、市民に親しみやすい図書館が求められるようになり、開館時間の延長やネット検索機能の提供など、ずいぶん様変わりしてきています。では、こんどの東根市の複合文化施設「まなびあテラス」としてできた図書館はどうか?
「まなびあテラス」は、図書館、美術館、市民活動支援センター、カフェの機能を備えた複合文化施設(*1)とのことです。南側がイオン東根店で北隣が県立の東桜学館中・高等学校で、その隣に市役所や子どもが楽しく遊べる施設「たんとくるセンター」などが集積し、駅からまっすぐ歩いて行ける距離にあって150台分の無料駐車場もあるという好立地条件にあります。都市計画としては、良好な整備状況と言えるでしょう。
建物は平屋で、東西に出入り口があり、身障者用のスペースには屋根がついています。車イスの乗降などの際に濡れないようにという配慮でしょう。このあたりは、ポイントが高いです。
施設の内部には、美術館として特別展示室や市民ギャラリー、アトリエなどがあり、市民活動支援センターといくつかの講座室があります。また、市民活動のためのプリント工房があったり、メディア・アートショップがあったりするのも便利そうです。
施設内のブーランジェリー・カフェは「オイッティ・マルシャン」といい、新庄市に本店がある「マルシャン」、さくらんぼ東根駅前の「マルシャン」と同系列の店のようです。東京のイタリアン・レストランで修業してきたという若いシェフが、パンとコーヒーの他にパスタやナポリピザを中心としたイタリア料理を出し、ディナーには肉料理のコースやお酒もメニューにあって、9:00~21:30(LOは21:00)となっています。これは便利そうです。
図書館の内部に入ると、低めの書架が並び、奥まで見渡せるのがうれしい。20万冊の収納が可能だそうですが、現在は12万冊の蔵書数だそうです。目を惹いたのが各種のオンラインデータベースの検索機能を提供しているところで、来年の春からは、NAXOSミュージックライブラリーが利用できるようになるらしい。これはうれしい知らせで、公立図書館が着実に情報化に対応してきていることを感じます。かつての「ノートパソコン利用迫害」(^o^)の時代を思うと、実に隔世の感があります。うれしい散歩コースが増えました(^o^)/
(*1):まなびあテラス~公式サイト
ところで、従来の公立図書館というと、咳払い一つもためらわれるような静けさが求められたり、統計調査のためにノートパソコンを持ち込む際にも電源コンセントの使用を禁止されたりといった、お役所の延長のようなお堅い運営が目につく時代もありました。最近は、市民に親しみやすい図書館が求められるようになり、開館時間の延長やネット検索機能の提供など、ずいぶん様変わりしてきています。では、こんどの東根市の複合文化施設「まなびあテラス」としてできた図書館はどうか?
「まなびあテラス」は、図書館、美術館、市民活動支援センター、カフェの機能を備えた複合文化施設(*1)とのことです。南側がイオン東根店で北隣が県立の東桜学館中・高等学校で、その隣に市役所や子どもが楽しく遊べる施設「たんとくるセンター」などが集積し、駅からまっすぐ歩いて行ける距離にあって150台分の無料駐車場もあるという好立地条件にあります。都市計画としては、良好な整備状況と言えるでしょう。
建物は平屋で、東西に出入り口があり、身障者用のスペースには屋根がついています。車イスの乗降などの際に濡れないようにという配慮でしょう。このあたりは、ポイントが高いです。
施設の内部には、美術館として特別展示室や市民ギャラリー、アトリエなどがあり、市民活動支援センターといくつかの講座室があります。また、市民活動のためのプリント工房があったり、メディア・アートショップがあったりするのも便利そうです。
施設内のブーランジェリー・カフェは「オイッティ・マルシャン」といい、新庄市に本店がある「マルシャン」、さくらんぼ東根駅前の「マルシャン」と同系列の店のようです。東京のイタリアン・レストランで修業してきたという若いシェフが、パンとコーヒーの他にパスタやナポリピザを中心としたイタリア料理を出し、ディナーには肉料理のコースやお酒もメニューにあって、9:00~21:30(LOは21:00)となっています。これは便利そうです。
図書館の内部に入ると、低めの書架が並び、奥まで見渡せるのがうれしい。20万冊の収納が可能だそうですが、現在は12万冊の蔵書数だそうです。目を惹いたのが各種のオンラインデータベースの検索機能を提供しているところで、来年の春からは、NAXOSミュージックライブラリーが利用できるようになるらしい。これはうれしい知らせで、公立図書館が着実に情報化に対応してきていることを感じます。かつての「ノートパソコン利用迫害」(^o^)の時代を思うと、実に隔世の感があります。うれしい散歩コースが増えました(^o^)/
(*1):まなびあテラス~公式サイト