2017年からは専用のカテゴリーまで設けて楽しんできた香月美夜著『本好きの下剋上』ですが、第IV部「貴族院の自称図書委員」がついに第9巻まで来ました。貧しい兵士の娘として転生した幼女マインが、「本を読みたい」との一心で紙を作り、神殿に突撃して青色巫女となり孤児院を改革し、インクを作り印刷を始め、魔力に目覚め、領主の養女ローゼマインとなって貴族院に学ぶようになって二年、つねによき理解者であり後ろ盾となってくれた神官長フェルディナンドが、敵対する他領地から婿に望まれ、しかも王命により断ることができない事態になるという経過ですが、本巻はフェルディナンドとの別離を描きます。
餞別の食事会はいかにも美味しそうですし、贈り物をしあう様子は微笑ましく思えますが、その背後で起こっていた陰謀はかなり悪質なものでした。灰色神官たちは救出し、奪われた聖典は取り返したものの、別離は悲しい。クライマックスとなる虹色の祝福の場面は、アニメでもおそらく劇的な場面となることでしょう。
貴族院の三年生となる次巻は3月10日発売予定とのこと。第V部「女神の化身」第1巻と題して、こんどは王族と王が相手になり、物語の終わり頃には神々のスケールでヒートアップするはず。書籍で追加される書下ろしも楽しみです。
餞別の食事会はいかにも美味しそうですし、贈り物をしあう様子は微笑ましく思えますが、その背後で起こっていた陰謀はかなり悪質なものでした。灰色神官たちは救出し、奪われた聖典は取り返したものの、別離は悲しい。クライマックスとなる虹色の祝福の場面は、アニメでもおそらく劇的な場面となることでしょう。
貴族院の三年生となる次巻は3月10日発売予定とのこと。第V部「女神の化身」第1巻と題して、こんどは王族と王が相手になり、物語の終わり頃には神々のスケールでヒートアップするはず。書籍で追加される書下ろしも楽しみです。