通勤の音楽を聴くカーステレオは、MP3 や Ogg 形式のファイルを多数PCから複写したUSBメモリを再生していますが、基本的にディレクトリ(フォルダ)単位で反復再生する設定にしております。そのため、例えばコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲(*1)を選んで聴くときは、同一CD音源のゴルトマルク「ヴァイオリン協奏曲」も耳にすることになります。はじめはコルンゴルトの「ついでに」聴いていた音楽が、しだいに聴き慣れてくるとけっこういい曲だと感じられるようになり、今やすっかり愛聴曲になりました。このあたりは、生演奏とも違う音楽録音媒体の良い点でしょう。
CDのリーフレットや Wikipedia の記述(*2)によれば、カール・ゴルトマルク(1830〜1915)はハンガリー出身のユダヤ人作曲家で、ちょうどブラームスやワーグナー、R.シュトラウス、マーラーなどと同時代です。若い時代にはオーケストラで働いて生活費や学費を稼いだらしく、後にはウィーン音楽院の管弦楽法の教授を務め、シベリウスも受講したとのこと。代表作は歌劇「サバの女王』Op.27という作品で、ブラームスが「自分がオペラを書いたらゴルトマルクのようになるだろう」と言ったとか。弦楽四重奏曲も一時人気があったそうです。
このヴァイオリン協奏曲は、第1楽章:アレグロ・モデラートには魅力的なカデンツァがあり、ヴァイオリンの技巧的でロマンティックな表現がふんだんに盛り込まれています。第2楽章:エアー、アンダンテ。この瞑想的な音楽は、ロードノイズのために通勤の音楽には不向きですが、自宅のステレオ装置で聴くと、なんともステキな音楽であることに気づきます。第3楽章:モデラート〜アレグレット。オーケストラの短い導入の後、エネルギッシュな舞曲風のメロディが奏され、速いパッセージに導かれて終曲に向かいます。
手元で聴いているCDは、Naxos の 8.553579 で、ヴェラ・ツウ(Vn)、ユー・ロン指揮ラズモフスキー・シンフォニアによる演奏、1995年11月、ブラティスラヴァでのデジタル録音です。
また、ネットで探したら YouTube にこんな演奏がありました。イツァーク・パールマン(Vn)、アンドレ・プレヴィン指揮ピッツバーグ交響楽団の演奏です。居丈高にならない角の取れたこのオーケストラの演奏、いいですね〜。プレヴィンらしい。
Goldmark "Violin Concerto" Itzhak Perlman
(*1):コルンゴルト「ヴァイオリン協奏曲」を聴く〜「電網郊外散歩道」2013年10月
(*2):カール・ゴルトマルク〜Wikipediaの記述より
CDのリーフレットや Wikipedia の記述(*2)によれば、カール・ゴルトマルク(1830〜1915)はハンガリー出身のユダヤ人作曲家で、ちょうどブラームスやワーグナー、R.シュトラウス、マーラーなどと同時代です。若い時代にはオーケストラで働いて生活費や学費を稼いだらしく、後にはウィーン音楽院の管弦楽法の教授を務め、シベリウスも受講したとのこと。代表作は歌劇「サバの女王』Op.27という作品で、ブラームスが「自分がオペラを書いたらゴルトマルクのようになるだろう」と言ったとか。弦楽四重奏曲も一時人気があったそうです。
このヴァイオリン協奏曲は、第1楽章:アレグロ・モデラートには魅力的なカデンツァがあり、ヴァイオリンの技巧的でロマンティックな表現がふんだんに盛り込まれています。第2楽章:エアー、アンダンテ。この瞑想的な音楽は、ロードノイズのために通勤の音楽には不向きですが、自宅のステレオ装置で聴くと、なんともステキな音楽であることに気づきます。第3楽章:モデラート〜アレグレット。オーケストラの短い導入の後、エネルギッシュな舞曲風のメロディが奏され、速いパッセージに導かれて終曲に向かいます。
手元で聴いているCDは、Naxos の 8.553579 で、ヴェラ・ツウ(Vn)、ユー・ロン指揮ラズモフスキー・シンフォニアによる演奏、1995年11月、ブラティスラヴァでのデジタル録音です。
また、ネットで探したら YouTube にこんな演奏がありました。イツァーク・パールマン(Vn)、アンドレ・プレヴィン指揮ピッツバーグ交響楽団の演奏です。居丈高にならない角の取れたこのオーケストラの演奏、いいですね〜。プレヴィンらしい。
Goldmark "Violin Concerto" Itzhak Perlman
(*1):コルンゴルト「ヴァイオリン協奏曲」を聴く〜「電網郊外散歩道」2013年10月
(*2):カール・ゴルトマルク〜Wikipediaの記述より