過日、桃の収穫と出荷を終えました。昨年までは、週末農業を基本にしながら平日にも勤務を終えた夕方にLEDヘッドランプを点灯して収穫し、翌日に妻が出荷するような形で、なんとかやりくりしていました。退職した今年は、時間はなんとでもなると甘い考えに(^o^)/
ところが、春の桃の開花からサクランボの収穫が始まる6月まで、実質的に1ヶ月もありません。頑張って摘花してみたものの、なかなか進みませんで、はたと気が付きました。むしろ大切なのは、増えすぎた枝を間引く「整枝」の作業だったのでした。重なりあう枝を適度な間隔に間引くことで、樹全体にまんべんなく光が当たるようにしれば、枝が減った分だけ摘花や摘果も楽になる理屈です。
それでも、サクランボ作業が終了した7月に、遅ればせながら摘果をしたおかげで、なんとか小玉ばかりではない収穫となりました。昨年までの出荷量は、平均すればほぼ150キロ程度にとどまっていましたが、今年は妻と二人で頑張ったおかげで、出荷量はおよそ三倍に増えました。
ただし、実の大きさは大玉や中玉の比率が減って小玉の比率が増えています。これは、明らかに摘花不足と摘果時期が遅い(6月下旬の硬核期前に終える必要がある)ことを意味します。出荷単価は大玉ほど高く小玉は値が安いので、単純に出荷額が三倍にはなりません。このあたり、経営的には収量を多少犠牲にしても(労力の軽減)、大玉と中玉の比率を高めるように、冬の早い時期に整枝を徹底することと、サクランボ作業との調整を工夫し、早めに摘花・摘果作業を進めることが大事になるようです。
考えてみれば、亡父の死去後しばらくは諦めていた桃の収穫でしたが、ふとしたことで(*1)やってみようと決意し、少しずつ形になってきた(*2)ことになります。収穫が終わってホッとした今が、来年の農作業への希望と期待がいちばんふくらむ時期かもしれません。来年は、「美晴白桃」をもう数本植えてみようか、冬〜早春の時期に整枝を行い、摘花(果)の労力を軽減しよう、収穫期が近づいたら、銀色の反射シートをしいてもう少し見た目を良くしようか、などという具合です(^o^)/
(*1):自家栽培の川中島白桃を食べる幸せ〜「電網郊外散歩道」2012年9月
(*2):週末農業で川中島白桃を収穫・出荷できるようになるまで〜「電網郊外散歩道」2015年8月
ところが、春の桃の開花からサクランボの収穫が始まる6月まで、実質的に1ヶ月もありません。頑張って摘花してみたものの、なかなか進みませんで、はたと気が付きました。むしろ大切なのは、増えすぎた枝を間引く「整枝」の作業だったのでした。重なりあう枝を適度な間隔に間引くことで、樹全体にまんべんなく光が当たるようにしれば、枝が減った分だけ摘花や摘果も楽になる理屈です。
それでも、サクランボ作業が終了した7月に、遅ればせながら摘果をしたおかげで、なんとか小玉ばかりではない収穫となりました。昨年までの出荷量は、平均すればほぼ150キロ程度にとどまっていましたが、今年は妻と二人で頑張ったおかげで、出荷量はおよそ三倍に増えました。
ただし、実の大きさは大玉や中玉の比率が減って小玉の比率が増えています。これは、明らかに摘花不足と摘果時期が遅い(6月下旬の硬核期前に終える必要がある)ことを意味します。出荷単価は大玉ほど高く小玉は値が安いので、単純に出荷額が三倍にはなりません。このあたり、経営的には収量を多少犠牲にしても(労力の軽減)、大玉と中玉の比率を高めるように、冬の早い時期に整枝を徹底することと、サクランボ作業との調整を工夫し、早めに摘花・摘果作業を進めることが大事になるようです。
考えてみれば、亡父の死去後しばらくは諦めていた桃の収穫でしたが、ふとしたことで(*1)やってみようと決意し、少しずつ形になってきた(*2)ことになります。収穫が終わってホッとした今が、来年の農作業への希望と期待がいちばんふくらむ時期かもしれません。来年は、「美晴白桃」をもう数本植えてみようか、冬〜早春の時期に整枝を行い、摘花(果)の労力を軽減しよう、収穫期が近づいたら、銀色の反射シートをしいてもう少し見た目を良くしようか、などという具合です(^o^)/
(*1):自家栽培の川中島白桃を食べる幸せ〜「電網郊外散歩道」2012年9月
(*2):週末農業で川中島白桃を収穫・出荷できるようになるまで〜「電網郊外散歩道」2015年8月
narkejpさんの農業記事から、漫然と同じことをやっていては収穫は望めないと解ります。
頭が下がります。
スーパーに並ぶ生鮮食品も生産者さんへの感謝の心を忘れずに買わなくてはと思います。
実績データをもとに対応を考えるのは、理系の習性でしょうか。「農作業ノート」にメモした記録の価値を感じます。今回は、出荷状況の記録をもとに、今年度の反省をしたものです。桃のヨーグルトを食べながら、ですね(^o^)/