母の一周忌で来形した某夫婦を山形駅に出迎え、文翔館を案内しました。明治維新の後、庄内、最上、置賜など旧藩を中心に別れていたところを山形県として統一し、県都を山形市に置いて初代県令となった三島通庸が建てた木造の県庁が、明治44年の山形北大火で消失したために、耐火性の高いレンガ造りの建物として再建されたこと、設計に当たったのは米沢出身の中條精一郎らの建築設計事務所で働いていた田原新一郎であったこと、職人は東京駅が竣工した後に山形に来て山形県庁の工事に当たったことなどの来歴を説明し、また昭和の修復工事についても説明しました。正庁の天井にある飾り漆喰の見事さや、壁紙やリノリウム張りの床板、スレート拭きの洋風屋根の外観など、復元の見事さに目を見張っていました。
その後、映画「るろうに剣心」の撮影の舞台となった県知事室や中庭など館内の展示をゆっくり見て回り、最後はごく最近に改修工事が終了したばかりの議場ホールへ。ここも雰囲気の良いホールで、室内楽等の演奏会に使われていると話すと、うらやましい環境だと感心した様子でした。
蔵王や山寺など一般的な観光地とは少し異なりますが、戦災に遭わなかった山形市にはこうした重要文化財がたくさん残されています。山形市内観光の際には見学地の候補に入れておき、できればボランティア・ガイドを予約しておくと良いかと思います。入館料、ガイド、いずれも無料です。ちなみに、私自身が何度か文翔館のガイドをしたことがあり、今回は過去の経験を活かしてあまり専門的に過ぎない説明を心がけたこともあって、某夫婦には喜んでもらえたようでした。
その後、映画「るろうに剣心」の撮影の舞台となった県知事室や中庭など館内の展示をゆっくり見て回り、最後はごく最近に改修工事が終了したばかりの議場ホールへ。ここも雰囲気の良いホールで、室内楽等の演奏会に使われていると話すと、うらやましい環境だと感心した様子でした。
蔵王や山寺など一般的な観光地とは少し異なりますが、戦災に遭わなかった山形市にはこうした重要文化財がたくさん残されています。山形市内観光の際には見学地の候補に入れておき、できればボランティア・ガイドを予約しておくと良いかと思います。入館料、ガイド、いずれも無料です。ちなみに、私自身が何度か文翔館のガイドをしたことがあり、今回は過去の経験を活かしてあまり専門的に過ぎない説明を心がけたこともあって、某夫婦には喜んでもらえたようでした。
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