先に直腸ガンが発見され、手術を受けた老父の病理診断の結果を、今日病院で、本人と私と妻と三人で聞いてきた。
診断は、中分化型腺癌で、直腸の内側に発生し、直腸内膜表面から徐々に内部に侵食していき、腹膜に達すると一気に腹腔内に広がる型とのこと。しかし、腹膜ぎりぎり近くまで達していたものの、まだ外側に出てはいなかったとのこと。また、リンパ節のかなり深くまで細胞を検索したが、癌細胞は見当たらなかったとのことで、今回の手術で取りきれたと判断する、とのことだった。
病期の分類は早期をI型とし末期をIV型としたとき、II型に相当するとのこと。追加の抗癌剤治療は必要なし、今後は定期的に採血とCTと内視鏡の検査を行うことで、食事・行動ともに制限なし、との判断だった。
手術後、私も切除組織を見せてもらったが、S字結腸の付け根のくびれの部分に丸い脂肪塊のような癌組織があり、その周囲を1cmほどの数個のクレーター上の癌組織が取り巻いて、いかにも悪そうな外観であった。執刀した医師の話では、典型的な進行癌だとのこと。
1年前には細胞レベルだったかもしれないが、ポリープ状の組織として肉眼で見えるようになってから数ヶ月で成長したものと思われるとのことで、「幸運でしたね」と言われた。たしかに、転移の可能性を考えると、いくら多忙でも1ヶ月診断治療を先伸ばしにすることのリスクの大きさを痛感したところだ。
診断は、中分化型腺癌で、直腸の内側に発生し、直腸内膜表面から徐々に内部に侵食していき、腹膜に達すると一気に腹腔内に広がる型とのこと。しかし、腹膜ぎりぎり近くまで達していたものの、まだ外側に出てはいなかったとのこと。また、リンパ節のかなり深くまで細胞を検索したが、癌細胞は見当たらなかったとのことで、今回の手術で取りきれたと判断する、とのことだった。
病期の分類は早期をI型とし末期をIV型としたとき、II型に相当するとのこと。追加の抗癌剤治療は必要なし、今後は定期的に採血とCTと内視鏡の検査を行うことで、食事・行動ともに制限なし、との判断だった。
手術後、私も切除組織を見せてもらったが、S字結腸の付け根のくびれの部分に丸い脂肪塊のような癌組織があり、その周囲を1cmほどの数個のクレーター上の癌組織が取り巻いて、いかにも悪そうな外観であった。執刀した医師の話では、典型的な進行癌だとのこと。
1年前には細胞レベルだったかもしれないが、ポリープ状の組織として肉眼で見えるようになってから数ヶ月で成長したものと思われるとのことで、「幸運でしたね」と言われた。たしかに、転移の可能性を考えると、いくら多忙でも1ヶ月診断治療を先伸ばしにすることのリスクの大きさを痛感したところだ。