志情(しなさき)の海へ

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歴史を見る眼差し、貨幣、や着物、生活の痕跡→「懐かしきあの頃~平和通りアーカイヴス展」

2013-07-25 21:07:11 | 沖縄の過去・現在・未来

琉球の貨幣と言えばこの方に続く方はいない。古美術『なるみ堂』の主人翁長良明さんである。琉球の貨幣の歴史、日本の貨幣の歴史のお話を伺っているだけで時があっという間に過ぎていった。金丸、尚円王の頃の通貨が金円世宝である。その尚円時代の通貨がバリ島からたくさん見つかった、と、翁長さん。つまり阿南とは交易が盛んではなかった時代、琉球はインドネシアとの交流が盛んだった、という物証がでてきたのである。インドネシアと琉球の文化の比較検証も深まるに違いない。日本が実に多くの中国の銅銭を金と交換して買い取りそれを通貨にしていた事実など、目からうろこだった。通貨の歴史に無知というか、深い関心をもっていなかった。しかしお話が面白くなかなか立つことができなかった。

沖縄芝居でよく出てくるシンガン=20円で、実際は60㎏もあるとのこと。鳩目銭での計算?まだわたしはよく分かっていない。少し翁長氏の書かれた文献を読まなければです。

チラシの展覧会には実はお宝のような漫画本や辻遊郭の妓楼で使用された民謡集も含め、まったく目に触れることのなかった戦前戦後の貴重な記録の物品が並んでいる。ぜひ平和通りのアーカイヴ展に行かなければー。今帽子くまー展も那覇市歴史博物館で公開されている。翁長さんの貴重なコレクションも展示されているとのこと。その展示会も行かなければ、です。


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