資源ごみ回収の日、まとめて新聞やダンボール、雑誌類、他を出すと、半分だけ持っていきますと、大きな声がやってきた。
はじめて粗大ごみ収集のお願いの電話を入れると、六点までで、具体的な説明もする必要があった。今まで利用した事がなかったのだ。
タロウの犬小屋も処分することにした。物には思い出、記憶がこびりついている。冬の寒い日、毛布を入れてあげた犬小屋‼️家の中では飼えないので、タロウは庭を自在に動き回れるようにしていた。庭から簡単に外に出られなかった。時に遠吠えをして、出たがっていた。あのタロウの顔がやってくる。
記憶はこびりついているのだ。
断捨離、ああ断捨離、終わらない断捨離。
人はこの世から去る日まで断捨離を続けざるを得ないのかもしれない。