(女の子の黒子ちゃんが香箱座り(こうばこずわり)
風の通り道がある。無風状態でない限り、否、無風の体感でも、風は動いている。猫たちは、よく知っている。
家猫と、子猫の時に紛れこんできた黒スケ、界隈を徘徊していて、入り込んできたノラ君とで、賑やかな我が家である。
彼らのお好みのドライフードや缶詰、鶏の胸肉を買うために、スーパー通いが日常になって久しい。
庭と界隈を自由に動き回っている。
風は細い通路を通ってくる。
彼らは階段や家の後ろの石垣の土手とコンクリートの隙間、家と家の境目、下から上へと連なっている住宅を通っている風の道を見つけて、そのあたりで昼寝をしたりしている。
車上も好きだ。
深夜に街燈の下で運動会もする。
風について、もっとコミットしてみたい。