志情(しなさき)の海へ

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普天間移設を辺野古ではなく、与勝半島への案があったのですね!沖縄たらいまわし論ですがー。

2015-09-29 02:42:03 | 日本の過去・現在・未来
Robert D. Eldridge
Osaka UniversitySchool of International Public Policy, Faculty Member

「どこにも行かない『ロードマップ』」中央公論、2006年7月

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 現在大阪大学大学院教員のRobert D.Eldridgeさんは辺野古やグヮーム移転反対の論文ですね。自衛隊と一体化した米海兵隊の論の展開で、与勝とキャンプハンセンやシュワーブ内に南部の基地を移転させる案です。結局沖縄内のたらいまわしには違いないのですが、彼が辺野古に反対する理由はなるほどで納得できるはずです。しかし、あくまでUSの存在がアジア地域で重要だという視点の展開ですね。基地=アメリカ=治外法権=植民地的占領の考えにはならないのです。ちょっと古い論文をACADEMIAがなぜ送ってきたのかな?辺野古反対の論拠はいいのですがー。

この論文は日本語でDOWNLOADをクリックしたら読めますが、パソコンを横にして読みました。結構読めます。印刷も可能です。防波堤=米軍・自衛隊の砦=沖縄=肯定の論ではありますね。基地のない永世中立国家日本はありえないか?70年前にあれほど残虐なことを中国や韓国にやった行為のしっぺ返しが怖い日本なのだろか?フランスとドイツの友好関係は凄い歴史の葛藤の止揚ですね。戦争の罪を心底悔い改め、未来を構築する決意が必要なのだといえます。人間の理性はもろいのだろうか?2005年時点のアンケートでは沖縄の基地の本土受け入れを50%以上の日本人が賛成していたのですね。びっくりです。この方は沖縄の反米軍基地闘争を原理主義だと決め付けているいわばタカ派ですね。

日本で賞をとっている書物は日米協調の推進路線ですね。外務省や防衛庁、読売、産経が喜ぶ論を展開しているわけですね。

ロバート・D・エルドリッヂ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 
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ロバート・D・エルドリッヂ: Robert D. Eldridge1968年 - )は、アメリカ合衆国政治学者、元在沖縄米軍海兵隊外交政策部次長。ニュージャージー州生まれ。1990年ヴァージニア州リンチバーグ大学国際関係学部卒業。1999年神戸大学大学院法学研究科(日本政治外交史)博士課程修了、「戦後日米関係における沖縄」で神戸大博士(政治学)。同年「サンフランシスコ講和条約と沖縄の処理―『潜在主権』をめぐる吉田・ダレスの『交渉』」で読売論壇新人賞最優秀賞受賞。

サントリー文化財団フェロー、平和・安全保障研究所研究員、大阪大学国際公共政策研究科助教授、2003年『沖縄問題の起原』でサントリー学芸賞受賞。

 キャンプ・シュワブ前監視カメラ映像の流出と解任[編集]

2015年2月にキャンプ・シュワブ前で抗議行動をしていた沖縄平和運動センター議長の山城博治刑事特別法違反の疑いで逮捕された事について、沖縄2紙(琉球新報沖縄タイムス)が山城を擁護的に報道。刑事特別法違反の抵触は「提供区域との境界を示す黄色のラインを越えていたか越えていなかったか」であり、山城は越えていない事を主張。これを受けて2015年3月に日本文化チャンネル桜沖縄支局キャスターのボギーてどこんを通じて山城が黄色のラインを越えていた事が確認できる基地監視カメラの映像を流出させる。この行為が非公式なルートで不適切に公表したものであるとして、2009年9月より就いていた在沖縄米軍海兵隊外交政策部次長の職を解任される[1][2][3]。←私はサクラの黄色のライン云々などどうでもいいですね。米軍基地の存在が沖縄に住む人間の生活圏を脅かし、多くの犠牲を出し、殺人、女性のレイプを含め、石川の小学校への墜落事故(悲惨)など、またベトナム、朝鮮半島、中東における米軍による多くの人間の殺戮に加担させられてきた戦後史を容認すべきではないと考えています。それは許されていいものだったのでしょうか?山城さんの闘いはこの間の沖縄の人間の心からの反戦争(米軍基地の戦争後方支援否定)の闘いですよ。同じ人間を殺さない世界への闘いです。このロバートさんは、殺戮を肯定する論者ですね。弱肉強食の単純な功利的理論を軸にしている方なのでしょうね。何しろ米軍は多くの女性や子供が乗っていると了解した上で「対馬丸」疎開船を攻撃して、殺す人たちですからね。日本人は猿だから核兵器の実験にして何十万人も殺せるのですね。恐ろしいですね。その戦争を引き起こした日本の当時の現人神も軍部の中枢も神国日本の幻想=神話に包まれていたのですね。この方はチャンネル桜を応援しているのですね!

最近もキャンプシュワーブ内部から辺野古新基地建設反対で頑張っている方々を撮影した動画にMONKEYSと書かれていたことがニュースになっていました。サクラTVがなぜ米軍が撮った動画を流したのかは=米軍をサポートしているチャンネルということです。このロバートさんのお気に入りなんですね。「民主主義とは多数による少数の権利を押しつぶすものではない」はずですね。

日本政治外交史、日米関係論、戦後沖縄史、安全保障、人道支援・災害救援活動、対外政策など

日米の防衛協力、災害における日米協力、自衛隊史、沖縄問題、沖縄、奄美と小笠原の返還過程の比較研究←つまり日米協調理論

 

  • 1986.9-1990.5 米国バージニア州リンチバーグ大学・国際関係学部(名誉優等卒・学士)その間、パリ(American University)留学(1989.1-7)およびワシントンDCでのインターンシップ(1989.8-12)を経験した
  • 1994.4-1996.3 神戸大学大学院・法学研究科博士課程前期課程(政治学・修士号)(五百旗頭真教授研究室所属)
  • 1996.4-1999.3 神戸大学大学院・法学研究科博士課程後期課程(政治学・博士号)(五百旗頭真教授研究室所属

海外研究

アメリカ本土やハワイ、中部太平洋、北東アジア、東南・南アジア、ヨーロッパを中心に行っている。

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  • 第5回読売論壇新人賞最優秀作(1999年)
  • 第15回アジア・太平洋賞・特別賞(2003年)(『沖縄問題の起源』を対象)
  • 第25回サントリー学芸賞・思想歴史部門(2003年)(『沖縄問題の起源』を対象)
  • The M. Carey Brewer Alumni Award, Lynchburg College(2005年)(仕事分野、社会や母校に大きく貢献する大学のOBに対する学長からの賞)
  • 第8回中曽根康弘賞・優秀賞(2012年)

単著

  • The Origins of the Bilateral Okinawa Problem(New York: Garland, 2001)
  • 『沖縄問題の起源』名古屋大学出版会、2003年6月刊行 ISBN 978-4815804596
  • 『奄美返還と日米関係』]南方新社、2003年7月刊行 ISBN 978-4931376939
  • The Return of the Amami Islands (Lanham: Lexington Books, 2004)
  • 『硫黄島・小笠原をめぐる日米関係』南方新社、2008年8月刊行 ISBN 978-4861241406

共編

  • Japanese Public Opinion and the War on Terror(New York: Palgrave Macmillan, 2008)
  • Fighting Spirit: The Memoirs of Major Horie Yoshitaka and the Battle of Iwo Jima(United States Naval Institute Press, 2011)(堀江芳孝『闘魂 硫黄島』の英訳)

共著

  • Political Psychology in Japan (New York: Nova Science Publishers, 1999)
  • 『それぞれ奄美論・50』南方新社、2001年5月刊行
  • Encyclopedia of Modern Asia(New York: Charles Scribner’s Sons, 2002)
  • 『小笠原学ことはじめ』南方新社、2002年7月刊行
  • 『日米同盟と中国』ヘンリー・L・スティムソン・センター、2002年8刊行
  • One Year after the Tsunami: Improving Civil-Military Relations in Humanitarian Assistance and Disaster Relief 『12.26インド洋津波から一年 人道支援および大災害における軍民協力の改善にむけて』(日英両語)大阪大学国際安全保障政策センター、2006年刊行
  • 『日米関係史』有斐閣、2008年3月刊行
  • 『国際公共政策学入門』大阪大学出版会、2008年3月刊行
  • 『米軍再編と日米安全保障協力』福村出版、2008年5月刊行
  • Japanese Diplomacy in the 1950s: From Isolation to Integration (London: Routledge, 2008)
  • 『東アジア共同体を考える』ミネルヴァ書房、2010年刊行

英訳

  • Secret Talks between Tokyo and Washington: The Memoirs of Miyazawa Kiichi (Lanham: Lexington Books, 2007)(宮澤喜一『東京―ワシントンの密談』という回顧録の英訳)
  • The Diplomatic History of Postwar Japan (London: Routledge, 2010)(五百旗頭真編『戦後日本外交史』の英訳)
  • Japan’s Backroom Politics: Factions in a Multiparty Age (Lexington Books, forthcoming 2012)(渡邊恒雄『派閥と多党化時代―政治の密室』の英訳)

主な論文(一部)

  • 「サンフランシスコ講和条約と沖縄の処理 ―『潜在主権』をめぐる吉田・ダレスの『交渉』―」『第5回読売論壇新人賞入選論文集’99』(読売新聞社、1999年)
  • 「沖縄が求めること、沖縄に求めること」『中央公論』2000年8月号、158-175頁
  • 「『沖縄問題』でも歴史認識が問われている」『中央公論』2001年10月号、140-148頁
  • 「沖縄の危機が深まっている」『論座』2002年9月、182-189頁
  • 「人道支援と救援活動への対応」(共著)、『SECURITARIAN』nos. 557、558、559(2005年4月-6月)
  • 「どこにも行かない『ロードマップ』」『中央公論』2006年7月、114-125頁 ASIN B000FVGO0E
  • 「序幕は過去に開く―公文書公開と民主主義―」『アステイオン』第69号(2008年10月)、129-151頁
  • 「トモダチ作戦の舞台裏―米軍・自衛隊の思惑が交錯した日米調整所―」『中央公論』第126巻、第10号(2011年9月)60-68頁 ASIN B005EMLFKI
  • ジョージ・ケナンの未公開書簡を読み解く―対ソ連「封じ込め政策」で知られる“冷戦の士”の苦悩―」『中央公論』第126巻、第11号(2011年10月)、110-117頁
  • 「日米同盟の現状―『トモダチ作戦』の教訓と今後の日米同盟―」慶応義塾大学編『三色旗』第758号(2011年10月)、14-18頁

脚注

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