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沖縄文化協会2016 年度公開研究発表会←6月25日(土)名桜大学にて!

2016-06-12 18:51:46 | 沖縄文化研究

沖縄文化協会2016 年度公開研究発表会
日時:2016 年6 月25 日(土) 午前8 時50 分~午後5 時55 分
場所:名桜大学学生会館サクラウム3F 大講義室A・B(名護市為又1220-1)
参加費:500 円(資料代)
※研究発表は、A会場(3F 大講義室A) とB会場(3F 大講義室B)の2会場で行います。
全体スケジュール 全体司会〈小嶋洋輔〉,総合司会〈A会場:麻生伸一・B会場:鈴木耕太〉
8:50 ~ 9:00 開会の辞(A会場)照屋理(名桜大学上級准教授)
9:00 ~12:25 研究発表午前の部(A会場・B会場)
12:25~13:15 休憩(昼食)
13:15~17:15 研究発表午後の部(A会場・B会場)
17:25~18:25 公開講演(A会場)山里勝己(名桜大学学長)「沖縄現代文学を英訳すること」
18:25~18:30 閉会の辞(A会場)波照間永吉(沖縄文化協会会長)
18:45~20:30 懇親会サクラウム6F スカイホール
会費一般:3000 円、一般発表者:2000 円、学生:500 円 司会〈菅野敦志〉
研究発表A会場(大講義室A) 【研究発表午前の部】 司会
①9:00~ 9:30 伊藤孝行・高見敏子(北海道大学) 〈西岡敏〉
「沖縄こども新聞」とそのことば
②9:35~10:05 内間安朗(琉球大学大学院博士前期課程) 〈狩俣恵一〉
戦中・戦後における竹富島の軍隊と島民の関わり
―『戦時竹富島追想集』及び古見節子への聞き取りを中心に―
③10:10~10:40 田中萌葵(北海道大学大学院博士後期課程) 〈田場裕規〉
何が子どもの就学継続を左右したのか
―昭和戦前期沖縄県における児童労働と退学
④10:45~11:15 近藤健一郎(北海道大学) 〈田場裕規〉
方言札の広がりのなかで―「普通語ノ励行方法答申書」(1915 年)を中心に
⑤11:20~11:50 八尾祥平(神奈川大学非常勤講師) 〈平良勝保〉
台湾からみる琉球独立について-沖縄施政権返還前後の時期を中心に
⑥11:55~12:25 高橋順子(日本女子大学非常勤講師) 〈平良勝保〉
砂川フユ研究 ―沖縄初の女性校長のライフヒストリーが描く近現代
【研究発表午後の部】
⑦13:15~13:45 菅野敦志(名桜大学) 〈川平成雄〉
日本敗戦と人の移動 ―元在台沖縄出身者の回想を手がかりとして―
⑧13:50~14:20 吉本秀子(山口県立大学) 〈川平成雄〉
沖縄占領下における米国のメディア政策——「検閲」と「奨励」の二重構造
⑨14:25~14:55 与那覇恵子(名桜大学) 〈我部政男〉
軍政要員ハンナとワトキンス―戦後沖縄に果たした役割と個人としての思い―
⑩15:00~15:30 泉水英計(神奈川大学) 〈我部政男〉
フォレスト・ピッツが結ぶ瀬戸内海、沖縄、韓国の地理学フィールド調査
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⑪15:35~16:05 鄭相哲(韓国・極東大学校) 〈豊見山和行〉
漂流から見る琉球と朝鮮
⑫16:10~16:40 宮城奈々(沖縄美ら島財団) 〈豊見山和行〉
「御絵図」の基礎的研究―近世琉球における御用布の注文と制作の仕組みを中心に―
⑬16:45~17:15 ティネッロマルコ(日本学術振興会外国人特別研究員) 〈豊見山和行〉
琉球に対する幕府の関心の深まり
研究発表B会場(大講義室B) 【研究発表午前の部】 司会
①9:00~ 9:30 宮平盛晃(沖縄国際大学非常勤講師) 〈赤嶺政信〉
沖縄本島北部の牛焼き儀礼に関する一考察
―供犠性及び稲作儀礼との関連性についての検討を中心に―
②9:35~10:05 猪岡叶英(大阪大学大学院博士後期課程) 〈赤嶺政信〉
在阪沖縄出身者による祖先祭祀の継承と実践をめぐって
③10:10~10:40 源園生(沖縄文化協会会員) 〈赤嶺政信〉
与論島のシニュグ(シニグ)祭りの変遷
④10:45~11:15 前田一舟(うるま市立海の文化資料館) 〈波照間永吉〉
造船技術からみたマーラン船
⑤11:20~11:50 大竹有子(沖縄県立芸術大学附属研究所共同研究員) 〈照屋理〉
『おもろさうし』における色彩の表現
⑥11:55~12:25 松永明(駒場東邦中学校・高等学校法政大学兼任講師) 〈照屋理〉
オモロの歌唱法
【研究発表午後の部】
⑦13:15~13:45 崎山拓真(琉球大学大学院博士前期課程) 〈中本謙〉
石垣方言と波照間方言のはねる音ɴ ―音挿入と音消失を中心に―
⑧13:50~14:20 平良尚人(琉球大学大学院博士前期課程) 〈下地賀代子〉
大宜味村根路銘方言における動詞の意味記述
⑨14:25~14:55 石崎博志(琉球大学) 〈西岡敏〉
官話教材としての『六諭衍義』
⑩15:00~15:30 呉屋淳子(山形大学) 〈久万田晋〉
創造される奄美諸島の民俗芸能
―鹿児島県立奄美高等学校の郷土芸能部の事例を中心に―
⑪15:35~16:05 世良利和(岡山理科大学兼任講師) 〈大城學〉
もう一つの宮古五勇士映画『南海の大和魂』をめぐって
⑫16:10~16:40 柳井貴士(早稲田大学大学院非常勤講師) 〈大城學〉
一九七〇年代の映像表象―『ゴジラ対メカゴジラ』を中心に
⑬16:45~17:15 金城厚(沖縄県立芸術大学) 〈大城學〉
琉歌の起源に関する音楽学的考察
【沖縄文化協会2016 年度公開研究発表会実行委員会】
〒905-8585 沖縄県名護市為又1220-1 名桜大学国際学群国際文化専攻
照屋理研究室内Tel : 0980-51-1231 E-mail : okinawabunka2016@gmail.com
【沖縄文化協会】Tel&Fax 098-887-2652(担当:前野涼子)URL : http://okinawabunka.c.ooco.jp/

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それぞれ面白そうな研究発表が並んでいますね。個人的には以下のご発表に参加できたら拝聴したいですね!
⑪15:35~16:05 世良利和(岡山理科大学兼任講師) 〈大城學〉
もう一つの宮古五勇士映画『南海の大和魂』をめぐって
⑫16:10~16:40 柳井貴士(早稲田大学大学院非常勤講師) 〈大城學〉
一九七〇年代の映像表象―『ゴジラ対メカゴジラ』を中心に
⑬16:45~17:15 金城厚(沖縄県立芸術大学) 〈大城學〉
琉歌の起源に関する音楽学的考察

17:25~18:25 公開講演(A会場)山里勝己(名桜大学学長)「沖縄現代文学を英訳すること」
山里勝己先生の講演は是非ですね。翻訳の重要さはまさに現在の課題だと思います。世界的な知性と感性を包摂した氏のような方がリードする「世界の中の沖縄文化研究」は、きっと沖縄の文化発信にとって、とても重要な発言をされることと期待できます。発想力の違いですね!

沖縄文化研究会から沖縄文化研究学会に底上げして、理事も幹事も選挙で選んで、会長も名誉職ではなく、アメリカ大統領並のニ期制がいいのではないかと思うのですが、中国語や英語の論文なども許容できるアカデミックな深さ、広がりがあればいいですね。「日本の卑弥呼」についてアメリカの若い考古学者が研究し、いい論文をネットでUPする時代です。ACADEMIAは日本やアジアの様々なテーマの論稿をネットで送ってくる時代です。その点、「沖縄文化協会」の旧態システムはアナログの面白さはあり、権威もあり、素晴らしいのですが、どこか欠けているイメージがあります。なんだろう???ただ日本の全国規模の学会のレベルでも日本語が中心でなかなか英語論文を掲載というところは少ないのかもしれませんね。人文・社会学系は少なく、科学・工学・医学・IT・物理&宇宙学・環境学系は英語論稿が多い傾向ですね。

ポスト・グローバル時代のセンスについていけていない、ということでしょうか?でも論文の審査はとても厳しく、たいへん名誉だとうかがいました。スウエーデンで7月に開催される某國際学会のアジア演劇ワーキング・グループの発表者はほぼ英語5000語から8000語の論文を会員に送ってきます。会でおよそ一人で1時間発表するのですが、その前に会員のみなさんは、論稿を読んできた前提で論議がなされます。沖縄文化協会でもそうした取り組みがなされたら凄いですね。最も私は直に参加はできないのですがー。送られてきた数本の英文論稿は読んでネットで参加できます。

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以下は久しぶりに読んだ「琉球新報」に掲載されていました。翻訳の力ですね!


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