志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

知人からの依頼(要件)ではじめて『不屈館』に赴いた。「瀬長亀次郎:ドキュメント映画」に挿入されていない動画を見せていただいた!

2020-11-10 03:27:10 | 沖縄の過去・現在・未来
若狭の海岸に近いので風が冷たく感じられた。駐車場が広い。館長の内村さんにはすでにお便りが来ていたようで、要件はスムーズに終わった。はじめての訪問だったので館内の多くの展示を見せていただいたが、内村千尋さんは動画を見せてくださった。知名定男さんが亀治郎に傾倒していたことが分かった。瀬長亀次郎さんと乙姫劇団の事などあまり知られていない。戦後のカオスの中で沖縄の芸能に心を寄せていた沖縄の政治ヒーローの姿がある。

内村さんは小さな古い本を紹介してくださった。そこには真境名佳子さんや大宜見小太郎さん等数人と亀次郎さんの対談などが掲載されていた。その書を早速探したい。

大きな資料館ではないが、このような館は出身地の豊見城市などが積極的にサポートし、名誉市民の瀬長亀次郎さんの『不屈』の精神を継承していく方向性が好ましいように思えた。すでに7年目を迎えるとのことだった。

コロナ禍の中で閑古鳥が鳴く状況は大きな博物館や美術館と同じだということで、確か新聞で館運営のために寄付を募っていたことを思い出した。資料館を個人で運営することはたいへんに違いない。個人ではなく会員制だと後で分かったが、それでも館の維持はたいへんだろうと思った。
沖縄のヒーローの介護を14年間になったのだというお嬢さんの千尋さんはご両親のためにご苦労され、このような館の運営もされていて、そのバイタリティーは並々ならないと思う。

館内では山城博明さんの写真展が開催されていた。琉球の記憶『針突ハジチ』(2020年)出版記念とのことだった。針突は沖縄の文化の中にあったまぎれもない事実である。写真はその実証でもあり、沖縄の女性たちの生々しい姿が写し取られている。またゆっくり訪問したい資料館である。瀬長亀次郎さんの著書やその他も販売されている。絵葉書や小物なども~。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。