志情(しなさき)の海へ

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稲嶺さんが取得した票は貴重ですね!国対稲嶺だったのです!潤沢な資金とローラー作戦⇔沖縄の良識!

2018-02-07 09:49:00 | 沖縄の過去・現在・未来

       (漫湖公園の亜種のハイビスカスです。曇り空の下)

中央政府が名護市長選に最大限てこ入れした事実と勝利の笑みに対する稲嶺陣営は選挙に敗北したが、これだけの市民が稲嶺さんを支持したことは大きいですね。歴史に残る選挙だったのですね。メディア(新聞)による詳細な選挙運動の痕跡(分析)が沖縄タイムス、琉球新報でなされていますが、メディアは動向をつかんでいたのですね。それで新聞見出しに「振興」が大きく出たのですね。各新聞社の分析記事は読ませます。国家(政府)が名護市長選にこれだけ関与する事実をもっと広く日本中に拡散すべきですね。沖縄をまた日本防衛の盾にするために、いかに日本国家が血眼になって取り組むかという実体は、72年前の沖縄戦が甦ってきます。

沖縄県民の15万人以上、4人に一人が犠牲になった戦場です。日本本土死守のために戦場で殺された無垢な住民たち、そして多くの学徒たち!アフリカの少年兵と同じですよね。そして何万という日本兵の死です。同じ事を繰り返されたくない。されど膨大な軍事基地が張り巡らされている沖縄です!この現状を変えることのたいへんさを戦後70年以上沖縄の人々は体験・経験してきたのですね。

復興の甘い香りの裏に膨大な環境被害と犠牲が伴いますね。今も軍用ヘリが低空飛行していく那覇です。軍事要塞島沖縄を変える運動は厳しい。しかし、続けない限り、同じ状態は表象の麗しいインフラと対比していくのですね。アメリカの半ば属国状態の日本国家と考えれば、日本そのものの歪みが沖縄に投影されていることになります。それが露骨に反映されているのですね。

沖縄の闘いが日本の闘いに重なるのは当然ですが、今回の選挙で、政府の肩入れが地方選挙でこれだけなされた事実を広く深く、英語版でも世界に知らしめるべきでしょう。沖縄タイムス、琉球新報はこの事実(特集記事)を総て英語や中国語に翻訳し世界に拡散すべきですね。

そしてこれから渡具知新市長の市政運営もつぶさに報道してほしいです。国家と一地方(名護市)がどう動いていくのか、それは紛れもなく国家とは何か?地域の独自性とは何か、また沖縄の自決権のあり方を問うことになるのですね。

驚きの後に構造が見えてきたのですね。沖縄の貧困の弱点も見えていますね。基地が癌であることは変わりませんね。その癌から甘い蜜をすって高笑いする富裕階層(政界・財界・専門家層)が見えますね。身体の癌と沖縄島そのものの癌です。

グローバルな視点で見るとアメリカ、中国、ロシア、その狭間に日本があり、日本がその舵取りで沖縄を大いに利用する構図ですね!その構図を突き破る智恵を沖縄が構築する必要がありますね。さてどのように?少なくとも沖縄のメディアは頑張っていますね。

 

 

 

 


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