一般公開
多言語社会研究会第11回沖縄例会のご案内
日時 2010年9月19日(日)14時-18時
場所 沖縄県教育福祉会館会議室(那覇市古島1-14-6、電話098-885-9621)(ゆいレール古島駅5分)
報告 1 知念ウシ 「沖縄人・琉球人の言語回復と脱植民地化」
私は、琉球語という言語そのものより、むしろ沖縄人・琉球人の脱植民地化の観点から言語問題に関心がある。
沖縄人・琉球人にとって、言語回復とは、日本政府による琉球併合以来の日本同化教育、沖縄戦での琉球語使用を理由にしたスパイ視による虐殺、「日本復帰」後の国民化教育などによって奪われた、失った自らの言語を取り返しながら、言語のみならず、自己を再創造することである、と位置づけられる。
報告 2 比嘉豊光 「ドキュメンタリー映画「島クゥトバで語る戦世」について」
「島クゥトバで語る戦世」のビデオをながしてからそれについて話すつもりです。97年から琉球弧を記録する会を立ち上げて今年までに沖縄本島、久米島、宮古島、八重山、そして与那国のオジー、オバーの戦争の語りをその島の島クゥトバで1000人余りの人々に語ってもらい、そして映像に記録しました。
それを多くの地域や大学などで上映会を行いました。
関連イヴェント
9月18日(土) 14時-17時、「第15回島くとぅば語やびら大会」、読谷村文化センター(沖縄県中頭郡読谷村字座喜味2901番地、電話(098)982-9292)
*******
ワタシも一応会員の多言語社会研究会からのメールによる案内です。去年も参加しましたがなかなか鋭い・興味深い研究発表を続けています。ワタシはことばとPerforming Artsの関係を研究対象にしています。現在のテーマと深くかかわっています。ことばは社会・共同体の中に息づいています。特に沖縄の場合、危機言語との関係でも、その推進として芸能や演劇はコアになりえると考えています!一般公開ですので、ご興味のある方は是非!
ところで先日多良間島に行きました。島の方々の島ことばは、耳にここちよい異言語空間でした。ときたま分かることばににんまりしながら、ああいいなー、と感じていました!島の婦人たちもお互いにほとんどワタシの耳には馴染まない、しかしここちよい言葉のトーンでした!
多言語社会研究会第11回沖縄例会のご案内
日時 2010年9月19日(日)14時-18時
場所 沖縄県教育福祉会館会議室(那覇市古島1-14-6、電話098-885-9621)(ゆいレール古島駅5分)
報告 1 知念ウシ 「沖縄人・琉球人の言語回復と脱植民地化」
私は、琉球語という言語そのものより、むしろ沖縄人・琉球人の脱植民地化の観点から言語問題に関心がある。
沖縄人・琉球人にとって、言語回復とは、日本政府による琉球併合以来の日本同化教育、沖縄戦での琉球語使用を理由にしたスパイ視による虐殺、「日本復帰」後の国民化教育などによって奪われた、失った自らの言語を取り返しながら、言語のみならず、自己を再創造することである、と位置づけられる。
報告 2 比嘉豊光 「ドキュメンタリー映画「島クゥトバで語る戦世」について」
「島クゥトバで語る戦世」のビデオをながしてからそれについて話すつもりです。97年から琉球弧を記録する会を立ち上げて今年までに沖縄本島、久米島、宮古島、八重山、そして与那国のオジー、オバーの戦争の語りをその島の島クゥトバで1000人余りの人々に語ってもらい、そして映像に記録しました。
それを多くの地域や大学などで上映会を行いました。
関連イヴェント
9月18日(土) 14時-17時、「第15回島くとぅば語やびら大会」、読谷村文化センター(沖縄県中頭郡読谷村字座喜味2901番地、電話(098)982-9292)
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ワタシも一応会員の多言語社会研究会からのメールによる案内です。去年も参加しましたがなかなか鋭い・興味深い研究発表を続けています。ワタシはことばとPerforming Artsの関係を研究対象にしています。現在のテーマと深くかかわっています。ことばは社会・共同体の中に息づいています。特に沖縄の場合、危機言語との関係でも、その推進として芸能や演劇はコアになりえると考えています!一般公開ですので、ご興味のある方は是非!
ところで先日多良間島に行きました。島の方々の島ことばは、耳にここちよい異言語空間でした。ときたま分かることばににんまりしながら、ああいいなー、と感じていました!島の婦人たちもお互いにほとんどワタシの耳には馴染まない、しかしここちよい言葉のトーンでした!
〔kin148 〓YELLOW OVERTONE STER〓 黄色い倍音の星〕
学問的な真理(真実)の追究の過程における対立はいいですね。文学系でも生粋に日本の近世・近代・現代文学を研究してきた研究者と欧米の言語・文学・文芸研究者との間の確執も見られます。沖縄でもそうです。たかが沖縄内の文学時評や文学賞選考でも欧米文学研究者と日本の近代・現代文学の研究者との対立が見られます。
ワタシは、総合芸術=表象としての社会と文芸・芸能・演劇を研究対象とする視点から見ると、両方の研究はとても関心があります。意外とダメな論評もありますから、彼らのことば、研究も批判的な視点を持って見据えるべきですね!
私は「琉球語は、現在時点では日本語の古語であり、方言である」 と、思います。 現在時点という事は、アイヌ語の様に、単独純粋に、 〇〇語としての、価値や意味付け、発展が、可能な余地があるという事になります。
言葉は文化の基本であり、単なるコミュニケーションの為に、便宜上存在している訳ではなく、精神性を引き出す手段でもあります。
又、固有の個性(民族性を含む)を育む最良の手段でもあります。
暴力や権力による集団の規律は、動物社会と同じになります。
これからも、頑張って下さい。 発展を祈ります。
〔kin148 〓YELLOW OVERTONE STER〓 黄色い倍音の星〕