(図書館の上空、低空飛行の」軍用ヘリ、騒音は日常風景。キャンパス上空を平然と飛んでいる。オスプレイも哨戒機も。F15、F22ははるか上空だが、たまにその機体が見える。)
私にとって三つの重要な事柄はなんだろう?昨今、学生たちに英語で自分の人生で大切な三つのものを発表させてきたが、時勢(時相)が現れていると感じる。去年は愛国心でびっくりしたが、彼はドイツやフランス大使が大学で講演会を持つと、積極的に参加し、コミットする学生でもあった。トルコへの留学が奨学金で決まっているということだった。英語そのものの相対的な実力がいいとはいえなかったが、積極的な発言やスピーチにはまさに、全力で現在・未来に挑戦している学生だった。
今年は、抽象的な概念の中でもSetback、 Failure、 Goals、 Patience、 Smile などLife と共に目だっている。原発問題を含め、3・11以降、日本は変わりつつあるといえる。それがいい意味で世界の共通の良識(よりよき共同社会)への方向性(ベクトル)があればいいと思う。そういえば、ISILなどによる日本人人質殺害事件を含め、メディアでは今でも残虐な映像が流れている。命への思い、かけがえのない生命への謙虚な思いが流れているのかもしれない。一方でグローバル化の波は否が応にも世界の共通語英語をマスターせざるをえない状況にあるとも言える。ゆえに彼らは去年より熱心な印象である。
いまやどこでもここにいてここで彫っているテーマをかなたで、あそこで発表するグローカル時代である。自信をもってそれぞれの大切なものを生かしてほしい。そういえば、家族をあげている学生が多いが、親に対する感謝の念が述べられる。その気持ちをどのように親に返すのか?などの英語の質問があり、「大きな家を造ってあげたい」となるほど将来建築家になりたいという学生である。中にすでにペルーやトルコ、シンガポールなど海外をアルバイトでためた資金と祖母の援助で旅行した学生のスピーチもあり、ペルーが最も良かったとのことだった。
一方でテキストを使わずネットの論文による発表形式の授業も、新たな意識が見られる。時代の潮流が若い感性の中でどう租借されているのかが見えてくるのがいいと思っている。結構楽しい授業だ。