志情(しなさき)の海へ

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週末、ネットで数年前の映画「レヴェナント 蘇えりし者」を見た。⇒クマが人を襲う瞬間がこれだ!《映画紹介》

2021-04-27 05:21:57 | 映画
(ユウナの木に住んでいたおばさん猫はもはや姿が見えない!)
当時、レオナルド・ディカプリオのオスカー受賞スピーチが話題になっていたと記憶している。2015年にアカデミー賞を受賞した作品の迫力は息を呑む凄さ!

『レヴェナント: 蘇えりし者』(レヴェナント:よみがえりしもの、原題:The Revenant)は、2015年のアメリカ合衆国のウエスタン伝記映画作品である。原作は、作家マイケル・パンク(英語版)の小説『蘇った亡霊:ある復讐の物語』(The Revenant: A Novel of Revenge)で、アメリカの西部開拓時代を生きた実在の罠猟師ヒュー・グラスの半生と、彼が体験した過酷なサバイバルの旅を描いている。(←Wikipediaより)

クマが人を襲う瞬間がこれだ!《映画紹介》←この動画はこのブログから消去される可能性があるが、関連する映画の動画は結構YouTubeにUPされています。

https://www.youtube.com/watch?v=zo6vfNTRzjI

深夜に見ていたので、途中でうつらうつらで熊に襲われる場面が抜けていて、映画を見終わった後でまたその場面を確認した。グラスという白人男性がポニー族の女性とできた息子と山の案内人をしていた物語。インディオと入植者の白人との戦いが続いていたアメリカの歴史を切り取っている。インディオにも多様な部族があり、彼らの間の抗争もある中で、鉄の武器をもった白人たちの圧倒的なインディオ虐殺が背景にある。美しい峻厳な自然の中で一人の勇者の悲劇と生き延びる果敢な姿が描かれていた。死の底から生き延びる奇跡そのものの物語。死んだ馬の内蔵を取り出しその中に裸で入り生き延びる姿など壮絶。インディオの男性たちの勇敢さよりインディオの女性たちのフェミナンな美しさが描かれていた。

  因果応報は自然の原理そのものかもしれない。その原理は日常社会にも生きているが、この社会はなにかと操作される社会でもあって、善と悪も拮抗ししている。この大自然の峻厳さの中で繰り広げられる物語の中でも理や信仰の光に照らされて生きようとする入植者(白人)もまた悪どい、狡い者もいる。欲望に突き動かされるようにアメリカ大陸に踏み込んだ白人移植者たちは原住民の数多のインディオ部族を駆逐していったのである。虐殺されていったインディオの人々は大自然と一体となって生きていたのだ。自然を破壊してきた人類史の現在から未来にどんな明かるい展望があるのだろう。

 映画の主題からすると、諦めないである!どんな過酷な状況でも知恵と勇気を振り絞って生きようとエールが送られているようだ。グラスの妻、白人入植者に殺された妻が自然の妖精のように描かれていた。女性と自然の一体化したイメージだ。破壊と創造を繰り返してきた人類史は同じパターンで犠牲を伴い続いていくのだろうか。

 今一度映画「レヴェナント 蘇りし者」をじっくり観たいと思う。母熊の凶暴さは子熊への侵害を怖れたゆえでもあった。自然の怒りによって、そして人間の悪どい欲得によって殺されかかったグラスは生き延びた。
https://filmaga.filmarks.com/articles/734/←映画解説
  
https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/278f5ab133da37c6083b74d933e83941←スピーチを紹介したブログ

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