志情(しなさき)の海へ

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今日の驚き!はじめてメディニラ「ヒノトリ」火の鳥と名付けられた花を愛でる。

2022-07-05 02:45:35 | 動植物
以前から、「一度紹介したいとてもいいカフェがあるのよ」と、友人のYは話していた。午後、彼女の行きつけの味噌汁がおいしいという食堂で落ち合って一緒に出かけた。久しぶりに食べた「イナムルチ」は美味しかった。イナムルチを料理したのは去年の冬で、それ以来自ら料理したことはなかった。

玄米、味噌汁、納豆は意識して食するようにしているが、夏場はさすがに冷たいものを身体が求めている。冷たい炭酸水や、「重曹、クエン酸、はちみつ、シークワーサージュース」などが定番になってくる。でも一食は味噌汁をと思う。イナムルチは具が多いので、シンプルには作れない。やはり冬場に向いている。

前置きが長いが、イナムルチの後で友人Uが進める植物カフェーに向かった。確かに飽きさせない庭だった。希少植物が所狭しと、雑然と生えているのだが、その通の方によると、結構お宝の種があるとのことで、「ここもまた金の匂いがするのね」とは友人Yの言葉だった。亜熱帯植物をメリカリで売って、月に10万ほどの副収入があるという若者を思い出した。

そこで見たのが「ヒノトリ」である。火の鳥でいいだろうか。ネットで調べると、メディニラ’火の鳥’と呼ばれ、フィリッピン原産なのらしい。亜熱帯の沖縄では育つはずだ。

手塚治虫の漫画「火の鳥」がイメージに浮かんだのだが、その漫画もしっかり読んだ覚えはない。この機会に漫画『火の鳥』も全編通して読んでみたいと思ったりしている。このように人生は偶然が意識を刺激しているのも事実だ。ネット逍遥で偶然出合った音楽や動画などがあったりで、そこに意識が拡散するように、不思議と人との出会いの中で、また別の空間に身を寄せることになることも事実だ。それも現実、リアリティーである。

友人Yの感性や知性に深い祈りの中から滲み出てくる何かがあり、彼女の思念(観念・経験)が生み出したものをリスペクトしている。最近、美しい彼女が時に老婆のように見えた瞬間があり、気になったりしている。(彼女から見たわたしも同じように老婆に見えている瞬間がありえるに違いない。出会って20年は優に過ぎたのだ。)

ある年齢を過ぎると時は矢のごとく一つの方向に走るようだが、それは誰もがくぐり抜ける時との戦いでもある。

そのカフェは悠々自適に見える老齢の女性が一日、3時間のみ開店している。ご自分の身の丈、自由な空間での集いの場にもなっているようだった。なるほどこんな身のこなしもあるのだ、と納得した。観葉植物のプロの方の講習会もそこで開催されるのらしい。そこはまた趣味を超えたビジネスがありえるのだった。例えばこのメディニラについて調べていると、それが1万円以上の値段で売買されていることもわかった。なるほどと感心した。


【ノボタン科、真っ赤な円錐花序が房状に】 
 メディニラはボタン科の熱帯花木で、東南アジアや太平洋諸島、熱帯アフリカなどに約400種が分布する。とりわけ多く自生するのがフィリピン諸島。メディニラの名前も19世紀初めにマリアナ諸島(現在米領)の知事を務めたスペイン人のホセ⋅デ⋅メディニーリャに因むという。

 「メディニラ‘火の鳥’」は燃えるような真っ赤な花色と、ブドウのような房状の花を包む大きな苞片(ほうへん)が特徴。その姿はまるで羽根を広げた鳥のようにも見える。学名は「Medinilla hybrid ‘Hinotori’」で、ハイブリッドは交配によって生まれた雑種の園芸品種であることを示す。
 

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