猫親子、兄妹の絆は深い。互いにグルーミングを欠かせない。この家で生まれたゆえに、クロスケやノラ君とは、心から打ち解けない。
前脚でよそ者として牽制する。
特にシーバは態度で示している。「シーバが怒る気持ちはわかるよ。でもね、ノラ君は帰る家がなく、それにもうおじいちゃんなんだ。仲良くしてあげてね」
ノラ君は助けを求めるようにやってくる。グルーミングをし合う仲間がいないので、グルーミングしてあげる。
犬のようについてくるのは愛らしいが、どの猫もスキンシップを求めるので私の手は魔法の指になる。
それぞれの個性に対処するのも、時に難儀になるが、その時が瞑想空間のようだ。
無になって魔法の指になる。
おしくらまんじゅうのよう、三兄妹はいつまでも仲睦まじい。
(猫たちのために猫タワーもあるが、古くなったせいか、最近、彼らはダンボールが好きだ。ダンボールをいくつか置いている。)