京菓子を日々味わう事がないゆえに、稀な友人の来沖でいただいた手土産が新鮮に感じられた。
宇治茶和菓子である。
謝名元慶福さんの1986年に書かれた戯曲の初上演が、1月24日から那覇のピースホール劇場で7日間の上演が企画されていた。ACOの辣腕プロデューサーが戦後80年の記念作品として選んだ作品だ。
観るに値する作品かと、尋ねられた時、北島角子主演のあの「島口説」の劇作家の作品だと、紹介した。
去年の秋から冬にかけてドイツや英国にいた彼女は年末に京都に戻って来ていたが、さっさとピーチを予約して、30日の千秋楽に間に合わせた。
そして翌31日には能舞台の観劇のため、東京に飛び去った。1日に舞台を見て翌日に京都に戻る予定だ。
その強行な移動するエネルギーに毎回驚くばかりだが、タフさはどこからくるのだろうか。
何彼とロンドンやドイツの話など、じっくり話すには短い滞在で牧志公設市場の2階で昼食しながらのユンタクが身近な話題で、知り合っておよそ30年の年月が嘘のようだ。
「真の花や」の舞台については、もう少し書いてみるつもりだが、海外の舞台や能舞台や現代劇をよく観ている研究者の彼女の所見など、日本の主流の時代の流れとの比較は、なるほどだった。
詳細は、批評として書きたいのでここでは保留。謝名元さんに前もってメールを差し上げたので、戯曲が掲載されている『島口説』を持って来てくださったことに感謝。前に送って下さった御本で、島口説や命口説は読んでも「真の花や」は読んでいなかった。詳細は別枠で〜。
京菓子、和菓子と言えば、有名な老舗が多いはずで、古都京都は今オーバーツーリズムで賑わっているようだ。
もう一昨年になった秋に3日程滞在した時も外国人観光客が多かった。円安ゆえに適度な観光スポットにもなっている。
京菓子も量産だろうか。
美味しくいただいた抹茶苺チョコレートは、美味しい。稀な味わいで、気になる方には送ってあげたい。
和菓子も時代と共にハイブリッドでグローバルな展開だろうか。フランスのスウィーツに勝るとも劣らない京都の和菓子だ。