(電子書籍からスマホで写真に撮ったものです。問題がありましたら削除します!)
表題の他に見出しには「長年、著書や本誌で「おひとりさま」の老後や在宅介護の可能性を論じてきた上野千鶴子さん。週刊誌報道を機に、大切な人を介護し見送った経験を率直に綴る。」とある。『女性公論』4月号P62~p65。短く、3年半、パートナーの色川大吉氏(1925/7/23~2021 /9/7)の介護と死に至る経緯が書かれている。色川氏と上野千鶴子さんの深い信頼関係、絆がなければ3年半におよぶ介護はできなかったに違いない。
死亡届やオペの承諾書など、すべての公の手続きが患者と家族、親族関係にないと物事が前に進まないリアルな現況に直面し、色川から上野姓に変えて婚姻届けを死去の15時間前に提出したという、いきさつが淡々と描かれているが、お二人の写真を見ると、とてもいい表情で、お二人の愛情の深さ、絆を感じさせて微笑ましい。
良かったね色川さん! 良かったね上野さん!死の間際までご一緒だった!
個人のプライバシーだからと文春砲を攻撃しているが、もはや理論と実践の両面から見ると、上野さんの実体験なり実際の色川氏との関係性はプライバシーを超えたものになるのだろうか。彼らの関係性をまた念入りに調べその中からお二人の理論(著作)と人生を論じる書籍が今後書かれていくのは必然になるのだろう。
結婚を否定してきた上野千鶴子さんであり、不倫を奨励してきた上野さんでもあった。そしておひとりさまを奨励してきた。言行不一致が批判されるのも理があるに違いない。しかし『婦人公論』2023年4月号に掲載された文章はやや客観的に書かれているが、写真は嘘をつかない。お二人はとても幸せのオーラに包まれて見える。
下のタイトル「15時間の花嫁」はなんだかしっくりこない!この間の上野さんの論とそぐわないイメージがする!内心、彼女は花嫁さんにあこがれていたのだろうか、と思ってしまった。潜在的な願望が表にヒョイと出てくるのかもしれないね。
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