志情(しなさき)の海へ

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「母の日」は沖縄芝居が恒例ですがーー!沖縄タイムスと琉球新報の報告記事と写真です!

2019-05-27 00:52:15 | 琉球・沖縄芸能:組踊・沖縄芝居、他
芸能担当記者の写真のイメージが結構似るのですね。タイムスはカラーでサービス、新報は白黒です!沖縄芝居を応援してほしいですね!若手の活躍も期待したいところです!今年は伊良波冴子さんの「伊良波座」の公演がなく、4劇団です!少し寂しくなりました。

  (琉球新報5月24日)

「劇団創造」でも現代劇をうちなーぐち(沖縄言葉)で上演する時勢です。来年当たりは劇団創造の「うちなーぐちの現代劇」も参入ということもありえるでしょうか?期待したいです。


女性の役者に勢いがありますね。舞踊家の皆さんも、民謡になじんでいる皆さんも歌劇やウチナーグチのせりふ劇に挑戦してほしいです。「劇団うない」の若手が力をつけてきていますが、歌唱力やうちなーぐちによる台詞の力が常に問われていますね。

地謡が役者の歌に合わせることができない場面もありました。地謡の難しさがあるようです。
ことばのぬくもりが「うちなー芝居」の中にあるのですね。

現代の沖縄を描きながらそこにウチナーグチもスタンダードな共通語も英語も、それぞれの崩れたクレオール的ことばも含め、すべてがエコーする歌劇や台詞劇は登場しないのだろうか?実験的にでもーー。新しい歌劇、新しい台詞劇を創作する可能性は常にあるに違いないですね。

歌舞伎やお能や文楽の人気はなぜだろう。「組踊」は文化政策として研修制度や、大学のシステムの中で保存・継承・発展のシステムを構築し、文化庁と沖縄県が提携して進んでいるのですね。その点、沖縄芝居(琉球歌劇や史劇、チョウギンなど)は大掛かりな史劇などは単独の劇団では難しく、沖縄俳優協会や歌劇保存会、組踊伝承者のきらきら星が登場して成り立つような現況です。歌劇でも大作は舞台装置など、行政の助成がないといい舞台はなかなか上演できない厳しさが伴います。いい舞台にするためには、広告などに頼り、自腹でチケットを売る大変さが伴っています。キャパが小さい沖縄で多様な公演(伝統芸能、現代劇やコンサート、古典や民謡、舞踊、バレー、モダンダンスも含め)が多いですね。中央からも人気のシンガーや舞台公演がやってきます。チケット料金も高めの設定。良心的なのは国立劇場おきなわの方です。

企業メセナは昨今はどうなのだろう。観光ブームで沖縄は景気がいいのだろうか?ネットやAI時代は沖縄の現在から未来にどのように推移していくのだろうか。目まぐるしく変化が起こっていますね。その中で沖縄の文化の根にあるものは、ことばと音楽だと思うのですが、そのことばと音楽の綾なす物語が演劇。何十年もロングランのヒットを続ける西欧の音楽劇(オペラやミュージカル)の存在は、何十年も上演されつづける琉球歌劇と本質的に変わらないのでしょうがー。固有のパフォーミングアーツが普遍性を持つ可能性ーーー。
 共同体の文化遺産としての歌劇や史劇---がアジアの世界の文化遺産になりえることーー。

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