(冬のコスモス)
多様な観点からの問いに丁寧にこたえています。その答えが的を得ているので拍手が起こります。5000人の聴衆の前で問いに答えているのですが、聴衆の高揚した顔が印象的です。歴史哲学者に対する期待のおおきさ。これから未来の指標を得るためにハラリさんの言葉が求められているのですね。じんるいの未来について、20年、50年後はわからないと話ながら、ある視点を示しています。
ベルギーからEUの移民問題(xenophobiaゼノフォビア・外国人嫌い)や芸術の未来や教育、ジェンダー、フェミニズム革命、なぜ男性が女性を支配してきたか、を含め、AI革命がもたらす可能性、否定的な点、新たな物語をどう創作していくか、多様にことばが流れてきます。
芸術は人間の感性を探究し(開拓し)、ひらめき、高揚感をもたらすがAIは外的なデータのパターンの解析《解読》だけではなく、生態も含めた分析、認識の基に新たな芸術を創造することが可能だとの発言はなるほどです。
ハラリさんは分からないことはI don't knowと話しながら、現況からある種の予測を与えていますね。
Yuval Noah Harari & Newsweek Belgium: "The Future of Sapiens"