志情(しなさき)の海へ

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中国・台湾の現代思想と沖縄ー仲里功、は読みごたえがあった!北京の研究者は汪さんの本について語った

2012-01-25 20:58:44 | グローカルな文化現象
(最近空だけよく見ています。そらの多様な顔に魅了されて!)

沖縄タイムスに3回連載された仲里さんの論稿は、2008年ソウルで開催された国際演劇学会でもテーマになっていたWhat is Asian(ness)?とも呼応している。脱帝国、脱植民地主義など、脱構築脱XXの掛け声が深まる最近のトレンドである。アジア主義、アジア的なるものとは何?

そしてやはりマレーシアなどの東南アジアを含めたアジアの根、アジアの場所、アジア的空間、アジア的身体、呼吸、リズムへと思いは走っていた。アジアのアイデンティティーとは何?

仲里さんは三冊の書物を紐解いていく。これらの書物の鍵概念を解いていくのだが、それが鋭いと感じさせる。
【世界史のなかの中国ー文革・琉球・チベット】汪曜(青土社)は最近耳にするようになった。

ここで書きたいと思ったのは、北京劇術大学のZさんが汪さんの書物について言及していたことであり、また仲里さんたちが北京で紹介した絵画の展示を観賞し、シンポジウムにも参加したと話したことである。魯迅についてミュンヘンで研究発表していたZさんだから当然だったかもしれない。彼は今回はやはり地方の演劇について発表していた。視点が常に底辺に向いているのである。

これらの三冊の本の取り寄せを図書館に依頼した。

もうちょっと書きたいが風邪でダウン、眼が痛く、少し休んでまた向き合いたい。他の課題もあって前にすすまない。
声があかすれ、ショウガ湯で治るか厳しいね!
*****

最近ある件で仲里さんとメールのやり取りを持った。氏は日本と沖縄の対峙、の袋小路、ではなくアジアを抱き込むことによる突破口がありえるような事を呟かれていた。なるほど同感です、とお答えした。

今アジアである。東アジア共同体の可能性がありえるのだろう!日本は自らのアジア性をもっと追求せざるをえないのだろう。
共通項が広がっている。

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