志情(しなさき)の海へ

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公開シンポジウム「南洋と沖縄」→アジア・太平洋の研究がまたにわかに注目されていますね!

2014-06-17 18:55:27 | グローカルな文化現象

板谷徹先生と科研で共同研究されていた細井尚子先生のコーディネートですね。PPTをさっとお見せするご発表を県立博物館・美術館講堂で二度ほど拝聴したことがあります。PPTの中身がレジメでは紹介されないとか、ですが、研究者がデーターを秘匿するのもわかりますが、昨今は思いついたアイディアは論文にして注釈・参考文献を入れてすぐ発表した方がよさそうです。共同研究・パネルを組んでいる方から連絡があり、東京まで飛んで瀬名派孝子さんや伊良波さゆきさんのお話もお聞きすることにしました。中央からの「まなざし」を受けて彼女たちがどのように語るのかも関心があります。また「南洋」の二文字にも惹きつけられます。「南洋」です。「南洋」に一度は行ってみたいと思いつつ、時だけが過ぎていきます。←かすめ取られるだけの琉球・沖縄ではなく、逆照射し、中央を撃つ琉球・沖縄でもあってほしいものです!

(先日、某研究室で雑談していると、インタビューに来た研究者に話したことが、そのままその方の論文にメイン・アイディアとして掲載されたことがあってね、とのお話だった。沖縄は研究分野でも「草刈り場」ですよ、が意外と合言葉になったりしている。ただ多様な視点により耕されていく中で新たな発見と進展があるのもその通りである。つまり研究が拓かれて総合作用を経て、次のステップに行くのは確かだろう。弁証法が生きている。生身の流動体である。君もわたしも、彼も彼女もー。さて何が開示され、どう社会が世界が拓かれていくだろうか?)

 

日時 2014年6月21日(土)13:00~17:00
場所 池袋キャンパス 8号館2階 8202教室
対象者 プロジェクト関係者、本学学生、教職員、校友、一般
※申込不要、入場無料
内容 <基調報告>
「南洋とは何か」
豊田 由貴夫(アジア地域研究所副所長、本学観光学部教授)

<事例報告>
「かつお節から見た沖縄と南洋の出会い」
藤林 泰 氏(元埼玉大学教授)
【略歴】
1972年、早稲田大学卒業。会社員、日本語教師、編集者、大学教員などを経験。2014年3月、埼玉大学を定年退職。

<事例報告>
「もうひとつの沖縄音楽の足跡―南洋における音楽交流」
小西 潤子 氏(沖縄芸術大学教授)
【略歴】
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。静岡大学准教授、同教授を経て、2013年4月より現職。

<対談>
「沖縄芝居の南洋巡業」
瀬名波 孝子 氏(沖縄芝居演者)
【略歴】
1933年生まれ。3歳から琉球舞踊を習い、9歳で琉球歌劇の劇団に入る。沖縄座を経てみつわ座を設立する。沖縄芝居の衰退期に劇団経営の経験を得るなど、一演者としてのみならず、沖縄芝居の興行にも詳しい。1984年、第18回沖縄タイムス芸術選賞「演劇の部」奨励賞受賞。1999年、沖縄県指定無形文化財琉球歌劇保持者。2005年に第39回沖縄タイムス芸術選賞「演劇の部」大賞受賞。

伊良波 さゆき 氏(沖縄俳優協会会員)
【略歴】
沖縄芝居演者・沖縄民謡歌手・三線奏者、沖縄芝居の舞台のほか、映画「友の碑 ― 白梅学徒の沖縄戦」(2003年)出演。祖父は戦前に伊良波一座を結成して南洋を巡業。

細井 尚子(アジア地域研究所所員、本学異文化コミュニケーション学部教授)
問合せ先 アジア地域研究所 「21世紀海域学の創成」プロジェクト担当
TEL:03-3985-4492 E-mail:kaiikigaku@rikkyo.ac.jp

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