目取真俊さんのコメントは、かなり本質的に歴史的経緯の現在を指し示しています!『京都大学』の無視は、日本の中枢や知識人・研究者の意識がそのレヴェルだというまぎれもない事実なのでしょうか。奢り・優越意識で成り立っている学問のヒエラルキーに依拠している感性・知性の陥穽がそのままあり続けることに、日本の後進性が見えてきますね。
「日本を先進国だと考えるのは一面的だ。経済的に豊かなだけで、人権や、女性の政治進出、報道の自由、マイノリティーへの対応など、日本は後進国だ」はその通りですね。歴史修正主義もその通りで、欧州にはるかに遅れたセンスです。
考古学の功罪があるのですね。大英博物館に収納・展示された(されている)アジア、アフリカから英国が収奪してきた文化遺産の数々!
エジプトの王たちの墓・ピラミッドは考古学者の宝の山だったのだろうか。王の墓は盗掘されてきたのですね。日本の長たちの墓、そして天皇陵の発掘?戦後米軍が駐留した時に何が起こったのだろうか?世界の墓のありようが気になってきます。死のモニュメントです。墓が意味するもの!死後の世界と生者の世界!人は誰もが死ぬ運命にあり、死に至る日々を生き、生かされてもいるのだが、永遠の死者でありつづける私達。永遠の死と生!踏み込んでくる者たち!権力の三つ巴、政治家、知識人、宗教界?
魔女狩りをしたのは政治権力と当時最高の知の権威者たちとそしてー。
話を記事に戻すと、目取真さんの批評[視点]が鋭いと思うのは、琉球やアジアへの日本中枢(学閥も含め)の眼差しです。しかしその眼差しがもはや変化しつつあるのも事実ですね。日本が逆に世界から鋭い眼差しを向けられている現在です。考古学者は倫理観と勇気で真実の追究をしてほしいですね。沖縄の研究者も中央に忖度しないで、足元を掘り、比較研究を深める必要がありますね。「真実の追究や新しい発見」が搾取や収奪ではなく、一般社会に還元する形でなされたらいいですね。
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以下の記事は1903年の人類館事件を思いださせますね。展示された琉球人ですね!台湾人や中国人も展示されたのでしょうか?自らより劣等と見なす民族や人種を動物のように展示したのですね。人類館です!