●放射能の不安4
放射線量の被曝の実態について、分かりやすい図式で描かれたHPを見つけました。
文部科学省のHPです。・・・・リンク先が変わってしまうようなので、取り込んだ図を下記に表示します。(3/20修正)
(クリックで大きくなります)
ただし、見方を誤ると、とんでもない判断になってしまいますので、注意が必要です。
1.この図の中で、10,000μシーベルトまでの凡例は、上限値を示したものではなく単純に、
「こういうものはこれくらいの被曝量です」と言っているだけです。 上限値として表記されて
いるのは50ミリシーベルト/年(50,000μシーベルト/年)以上の部分のみです。
前回のブログでの計算値はこの値を使いました。
2.テレビの解説でも良くレントゲンの被曝量を引き合いに出していますが、一瞬の被曝と
恒常的な被曝の違いを混同してはいけません。 仮に、レントゲンの一瞬の被曝量と同じ
数字の放射線量だった場合、「だから安全だ」などと単に考えたとしたら馬鹿げた話で、
その浴びる時間を考慮に入れた上でその安全性の確認が必要ですね。 恒常的にレント
ゲンと同じ数字の放射線を浴びてたら年間438ミリシーベルトもの莫大な被曝量となって
しまいます。
つまり、数字だけではなく、その右側に書かれた「回」とか「年」とかその数値を得る範囲を
良く確認する必要があります。
3.この図の中で、自然界ではブラジルのように10ミリシーベルト/年もの放射線が地表から
出ている所に住んでいる人も居るという事実も分かります。 そもそもラドン温泉などは放射
線を含んだ温泉で、体に良いなどと言って皆さん入りに行きますよね。
と言う事で、テレビに出てくる学者さんの話もその一部だけしか聞かなかったり、理解できないと、とんでもない心配の種が頭を悩ませる事になる訳ですね。 やはり、自分で確実な情報を得て良く理解し、判断することが重要で、テレビ報道内容はその切っ掛け的な役目だと考えれば効率の良い情報収集も可能だと思います。