PC作成日記15
1週間ブログを休んでいたには理由があります。
外付けHDDケースの動作確認と3TBHDD使用の可否について、確認をしていました。 その中で、玄人志向 :GW3.5X4-S2/FS e-SATA RAID5に3TBHDDを4本搭載してRAID5を組もうとしたのですが、既に外してあったBUFFALO :HD-QSSU2/R5 e-SATA RAID5のHDDを誤って装着してしまい、なぜ3TBHDDなのに500GBしか認識しないのだろう? このケースはそんなものか・・・・? GPTに変換しないといけないのか・・?などと考えて4本の内1本をGPTでフォーマット!! そこでやっと500GBしか表記されない意味を察知。
・・・いいじゃないかこのような間違えをした時のためにバックアップ取ってあるんだから。 と一応バックアップフォルダを確認。 ほら、ぜ~んぶあるよね・・・フォルダをながめていたら、ふと2008年に撮った映像を見たくなって、再生すると、あれ?あれれ?画像が出たり消えたり繰り返しそのうちエラーで再生終了。 おォォ・・・! なんじゃこれは。
調べて見ると、1.5TBの画像バックアップデータの約60%のデータが壊れていました。
原因について考えてみました。
この外付けHDDケースのデータをVEGAのHDDにバックアップしたとき、VEGAのRAID10が崩れてリビルド中だったのを思い出しました。 基本的にリビルド中でもこれまでコピーしたものが、このような状態になった事はありませんでした。 事を急いでいたので、FFCによるコピーをしたのがプラス要因になって、途中で異常をきたした後の全てのファイルが壊れた状態でコピーされた可能性があります。 約4割のデータは壊れていませんでした。
運良く、誤ってフォーマットしたとは言っても何も書き込んでいなかったので、再度、HD-QSSU2/R5にHDDを戻して同様にRAID5にしてやれば、データ復旧APLでデータを取り出せるはず。
XPでも使用したことのある「ファイナルデータ8」があったので、早速復旧開始。 クラスタ解析に2日以上かかりました。・・・・・結果は、肝心のm2tやm2tsファイルが出てきません。 wavファイルはほぼ復旧。
「ファイナルデータ」に「フォトリカバリ」と云うAPLがあったので、無料体験版を試す事に。
・・・結果は? ・・・・ゼーンぜんだめ、「ファイナルデータ8」とほとんど差異はありません。また、こちらも2日以上解析にかかりました。
次に、フリーソフトのRecuvaを使ってみました。
・・・結果は? ・・・・「ファイナルデータ8」と大差なし。 動画ファイルの復旧ができません。
ここで、もう6日間経過。 もう諦めようかと思った時、私と同じような失敗をした人のブログ発見。
この中で「PhotoRec」と云うフリーソフトを使っていました。 内容はGUIを使わず、UNIXのシェルツールのような操作です。使い慣れない人は面食らうかもしれませんが、そんな人でもこちらのHPを見れば良くわかると思います。
さて、結果は・・・ やりました! 出てくるは出てくるは・・ほとんどの重要動画は復旧できているような気がします。 ちなみに「m2t」は、このAPL設定のファイル拡張子指定では「ts」で出てきます。また、設定項目で重要な点は前述のHPの中にもあるように、取り出したいファイルの拡張子以外は拡張子一覧のチェックを外すこと。 です。
でも、元々動画ファイルの途中で断片化していたものはいくつかに分割されているものもあります。
動画はGOP単位で圧縮しているので、普通に繋ぎ合わせてもつなぎ目は、動画として約1秒間、欠けてしまいます。 これは、「MPEG Editer3」で繋げば動画としての欠落無く元の1本ファイルにできます。
何れの方法をもっても、ファイル名は元に戻らず、セクター番号をファイル名にして復旧ファイルとして出力されますので、まずは、ファイルサイズの大きい順に並べ、復旧したいファイルを見つけます。
今回の場合、バックアップファイルは壊れてはいるものの、ファイルサイズは正常に出てくれたので、同じファイルサイズのファイルを探すことで約半数の動画ファイルは復旧できました。残り半分は分割されてしまっているので、動画内容でフォルダ分けしてその中から連続性のあるファイルを見つけ出し、AdobePremiereで接続確認をして並べ替え。 そのファイル順を元に「MPEG Editer3」で繋いで、一本のファイルに復旧。
このような涙ぐましい努力をして、ほぼ動画復旧がやっと完了。まだ、psdファイルなども復旧する必要があるので、これからも続きます。