いつもは秋分の日に家族でお墓参りに行くのですが、今年は妻が都合が着かず今日は娘が都合が着かないため連休初日の昨日親戚回りをしてきた。
朝出掛けに周りを見ると時期相応に彼岸花が丁度見ごろを迎えていた。
前後しますが、朝食時に今年はもう食べる事は無いだろうと思って居たトウモロコシをデザート代わりに食べた。
色が白くて生の様に見えるが、これでも電子レンジで加熱してあるんです。 こう云う品種で、前の日の夕方にマツさんからのお届け物で、生でも食べられて甘いトウモロコシです。 かなり以前にもどこかで食べた記憶があります。 マツさん!御馳走様です。
この日はトウモロコシを活力源として一日を過ごしましょう。
実家までは車で50分くらいかかります。 天気が良いのでどこか外で食べたくなり、途中のコンビニに寄っておにぎり等を買いました。
私の実家のお墓に行ったら偶然にも実家の家族がお墓掃除に来ていて、あまりの偶然にお互いビックリしました。
その後一緒に実家に行き、暫らく話をしてから近くの河原に行って買っておいたおにぎりを食べる事にしました。
河原に着くと、先日の台風で洪水になったのでしょう。 折角の観光やなが無残な状態で「やな」までの通路が流されていて行く事が出来ませんでした。
これは、落ちアユを捕獲するための漁法の一つで、川の水を一点に集めて竹で作ったスノコの様なものを斜めにしてあるだけですが、水と共に川を下って海に行くアユがこのスノコ状の所で水が無くなり手で捕まえられる様になる訳です。
その上流を望むと、崖が続いています。
実はこの崖の上の奥に実家はあります。 ですから、5歳くらいから中学までこの崖は私の遊び場でした。もちろん親には口がすっぱくなるまで「行っちゃだめ」と云われ続けていましたが子供が集まると、ろくな話にならない。「崖に探検に行こう!」とか、「洞窟に入って来よう」とか、崖を「素手だけで登ろう」とかそんな事ばかりやっていた。
何度も落ちそうになったし「生きていて良かった!」って反省しきりに何度もなった。 一度崖を登り始めたらもう後戻りはできないし、命の掛かった状態での困難(手の置き場や足の置き場が無くなる)も何度も経験し、それを何としても自分の力で切り抜けるためのアイディア出しをする事とその精神力も子供の時にここで得たし、子供ながらに命の大切さをここで学びました。
家の近くの所にはとっておきの肝試しの木があって、崖の上から斜めに飛び出している木があった。 その木を伝って行くと下には青緑色した深い淵があるだけ、高さは40m位あります。 それはそれは冷や汗タラリの大冒険。
私の血圧が若いころから全く変わらないのは、ここで心臓を鍛え抜いて毛が生えたからかもしれない。 どんな時も常に75-115で一定だ。
50年経った今でも夢に出て来ます。 でも、夢の中ではそこから落ちるのですが、何故かその後、宙を飛び回る事が出来るんです。夢って都合が良いもんです。
でも、もう死ぬまでそこに行く事はないでしょう。
この後も親戚回りをして帰ったが、お墓詣りに来てこんな事を思い出すとは思わなかった。