今日は母の十三回忌の法要のため実家に行って来ました。
午前中は黒い服を着ていると暑いくらいの暖かな日差しでした。
お酒も頂いて久々に妻の運転で帰って来ましたが、助手席にいると普段あまり見る事の出来なかった景色に冬の到来の近さを感じました。
道路脇には電柱があるので、車窓から合間の一瞬を撮るのは結構大変ですが、NEX-5Nはシャッターを押した後の実際の応答が早いのでストレスなく撮る事ができます。
家に帰ってから昨晩撮った三日月の写真を思い出しました。
先日の東の空の明け方の月が5日経って今度は西の空に三日月として見えています。
(月の下で輝くのは金星です)
でも、良く見て頂くと先日の明け方の月とは光っている向きが変わっているのが分かると思います。
どうでも良い事ですが、先週の「ちびまるこちゃん」の漫画では夕方の設定なのに、月の左側が光った三日月が描かれていました。 こんな漫画や演劇のバックを時折見かけますが、私達天文オタクにはちょっと見、とても違和感を感じてしまいす。
一応、先日の明け方の写真を載せておきましょう。
左右どちらが光っているのが正しいのか確認する方法は簡単な事なのですが、明け方と夕方で太陽がどちらにあるのか考えればすぐに分かる事です。
太陽によって照らされて明るくなっている訳ですからね。
ただ、薄暗く見える部分は肉眼ではあまり気が付かないかも知れませんが、これは「対日照」と云って新月に近いころは、太陽>月>地球の直線に近い並びになっていて月の夜側から見れば地球は満月に近い状態で空の上空に見え、地球の明るさで月の暗い部分(夜)が照らされてほんのり明るく見えているものです。
皆さんも、三日月や半月を書くときにはその場面の時刻設定上での向きを間違わないようにしましょうね。