今日の夕方一本の電話があり、妻が出た。
NTT東日本から電話だと云うので代わった。
発信番号を確認するといつも在りがちなフリーダイヤルではなかった。どうせまた光コラボの勧誘だろうと思って出てはみたが、NTT東日本の者だという。
「近々、光フレッツの形態が変わるので皆さんに電話でお知らせをしている」のだと・・・
「そんな話しがあるなら多少なりとも自分に情報が入るはずだが変だな・・・?」と思いつつ。
いつも掛かって来る勧誘ならそれらしい事は言うが確認すると「NTT東日本の者だ」とはぜったい云わない。(NTT東日本の人間でもないのに仮に何らかの代理店で有っても、そう云ったら偽装だろう)
でも、あからさまに断言するので話を聞いた。
相手は女性で、うそぶる風は無くフレッツ光の料金形態が変わって安くなるので説明させて欲しいと云って話を始めたが、途中で「それって光コラボの勧誘じゃないよね」と云うと「違います」と断言。
そのうち、「新しい料金形態に移行するには本人の了承を得ないといけないのだが、後日でもいいけど手順が面倒なので説明するのでPCかスマホからNTT東日本のHPにアクセスして欲しい」と言い出した。
たまたま、編集作業のために目の前でPCを上げていたので、「じゃあちょっと確認してみるか」と検索サイトから明らかにNTT東日本のHPに入って、説明されるままリンク先へ行くと???
「転用」のページ??
何じゃこりゃ。
「もう一度確認するけどあなたNTT東日本? おかしいんじゃないの? なんで転用ページなの?」
と云うと、「その辺の説明はスマートxxxの方から再度電話して説明します」と云うので
「スマートxxxって何なの?」って言うと電話を切ってしまった。
直ぐに電話が来ると、「スマートxxx光コラボのxxxです」若い男の声だったが一方的に喋り捲っている。
「あなた誰と話してるんですか?」と云うと「誰でもいい。手続きをするのかしないのかどっちなんだ」と、とてもまともな会社の社員とは思えない口ぶり。
「私を騙そうと云うことか」とドス効かせて云うと「そんなこと云うなら話しを聞かなくてもいい」と怒った風に云って切ってしまった。
普段は0120だったり、03からの電話は掛かってきても出ないが、時々間違って出てしまうと大抵は「光電話が安くなります」とか「電気料金安くなります」とか「太陽光パネル設置」とか「充電設備設置」の勧誘が殆ど。
でも、今回のように「NTT東日本のxxです」と明言することは無かったのだが、新たな騙し手口としてここまで平気で嘘を付く様になった様だ。
「光コラボ」自体は確かに安くなる場合があるので否定はしないが、信頼の置ける会社で手続きしないと法外な費用が発生することもあるので、注意が必要だ。
総務省からの注意喚起情報(PDFファイル)もあるのでここをクリックして知識として参考にしてください。
ところでもし、このまま云われるまま手続きをした場合、解除することは出来るのか、今回の件をブログするに当たり念のためNTTの営業窓口の「116番」に電話をして確認した。
オペレーターの話では、ユーザがネットから手続きしても直ぐに契約が移転してしまう訳ではなく、ユーザの手続き後相手方の手続きも必要で、それが完了していない状態であれば「116番」の方へ連絡頂ければ本人確認と「転用」取り消しの本人意思が確認でき次第、直ぐに取り消しをしてくれると云う事だった。
最近、この手の電話勧誘が横行しているので、皆さん注意しましょう。
もし、騙されたと分かったら直ぐに116番へ電話しましょう。
(双方で手続きが完了してしまっている場合にはどうにもならないみたいです)
因みに、NTT東日本のHPには「光コラボレーションモデル事業者」の一覧が掲載されています。今回の電話の主はここには掲載されていませんでした。(類似名称に注意)
ーー参考情報ーー
「フレッツ光コラボ」で、「ドコモ光」などのコラボにすると確かに安くなりますが、実はNTT東日本との契約の「フレッツ光」のままだと「フレッツ光メンバーズクラブ」に入れますが、これに入っていると年間7000円を超える(私の場合)のポイントが付いて、Nissenなどのポイントに変えたりも出来て、ネットで買い物ができます。
私の場合だと、NTT東日本との「フレッツ光」契約の方が得なので費用差が逆転しない限り「フレッツ光コラボ」に載せ買えすることは有りません。
ただ、これは私の場合の「光り電話」や「携帯電話」の現在の契約条件での話しですので、参考までにしてください。
「フレッツ光コラボ」にする事でもっと安くなる人も居るだろうし、高くなる人もいるかも知れません。
それに、もし自ら「フレッツ光コラボ」に転用したいと考えるなら、電話勧誘の業者ではなく、自分でしっかり調査をして信頼できる会社と契約をすべきだと思います。
「フレッツ光コラボ」が問題なのではなく、契約先の会社が問題なのです。
転用すると、信頼の置けるNTT東日本との契約ではなくなる訳ですから、安易に転用する事は、たとえ現在の通信サービス自体に影響が無くとも(それを売りに勧誘して来る)、新たな契約先の会社との間で今後どのような事態になるかは分かりませんョ。
※:「フレッツ光コラボ」は、NTTが回線を束で卸売りして、それを買った業者(別な会社)がその回線束を沢山のユーザに提供する事で安くする仕組みで、数年前から施行されています。限りある回線に沢山の通信を詰め込めば詰込むほど安くできます(儲かる)が、当然利用ユーザー数が多い時間帯等では通信速度などに影響が出るはずです。 その販売会社の回線状況によってはネット配信のハイビジョン映画がコマ落ちして見れなくなるとか、今後あるかも知れませんョ。
格安スマホも同様な仕組みですが、格安スマホの費用格差(1/6~1/8)は優れものなので許せますが、僅かな費用差で自宅の光ネット環境をそんな状態にはしたく無いですね。
久々にマジになってしまいました。