必見、手注しドリップと自動ドリップの飲み比べ！

人間、ある一定の満足感に達すると進歩が止まります。

これまで、４０年も使っているコーヒーメーカーでのドリップで美味しいコーヒーを飲んで来ました。・・・本当？

多分、２０年くらい現在のスタイルのままです。

コーヒーメーカーのドリップは蒸らし時間は無く、ずっと一定間隔（３秒～４秒間隔）でお湯を注ぎ続けるだけです。

一人分のドリップ時間は、ドリップが始まって約２分かかります。

結構ドリップ時間が長いので、ドリッパーの穴はあまりお湯が留まらない３個の物を使ってやるとおいしく出来るようになり、あとはミルでの豆の挽き加減次第で意図するコーヒーを淹れて来ました。

なので、ミルのスイッチ操作手加減は重要であり、手の感覚だけで分かる様な状態になっています。

でも最近、限界を感じて来て、先月から様々な情報を研究していました。

やっぱり究極は、「手注しドリップ」か・・・

退職してからは時間もたっぷり有るし昔の様に時間に追われて、なんでも自動で機械にやってもらったが、もうその必要が無い事に気が付きました。

そんな事より高級喫茶店のような、もっと美味しいコーヒーを飲みたい。

過去４０年以上のコーヒーを飲んだ記憶の中で、本当においしかった喫茶店は今でも何店もはっきり覚えています。

先日、ドリップポットを入手した件をブログしました。

買って来て直ぐに手注しドリップしてみましたが、まろやかではありますが、どこか気が抜けた感じ。

多分、３つ穴のドリッパーだったのでお湯が抜けるのが早すぎる気がします。

そのため、ドリップのお湯を注ぐのも早くなってしまいます。

結果、豆本来の風味を引き出せなかったのだと分析してみました。

２つ穴も１つ穴も以前使っていてどこかに有るはず・・・

やっとパントリーの奥から２つ穴のドリッパーを探し出しました。

右が現在コーヒーメーカーで使っている３つ穴で、左が過去に使っていた２つ穴の物です。

一つ穴の物は陶器だったと思うのですが、新築してから見た記憶が無いので捨てたか震災の時に壊れた可能性があります。

２つ穴は、コーヒーメーカーだと苦みが強すぎてしまいます。

オマケですが、パントーリーの奥から意外な掘り出し物、新品のサーバーも発見（写真左）

多分、これもバザーで安く買った気がします。

でも、背が高すぎてコーヒーメーカーに入らないのでお蔵入りしていました。

丁度、２セット揃っちゃったので、同時ドリップでコーヒーメーカー対手注しドリップの対決をやってみる事にしました。

コーヒーメーカーのミルで２杯分の豆を挽き、それを２等分。

同じ豆で同じ挽き方で条件を揃えて比較します。

まず、コーヒーメーカーをセット

スイッチを入れたら、平行して手注しドリップ開始。

ふくよかな良い香り。これだけでいい気分になります。

ふくよかな良い香り。これだけでいい気分になります。

そういえば、先日はポットの先端に安全のためのビニールパイプが付いていてそのまま使っていたら、注ぐ時にお湯が左右に揺れて思った様に注げなかったので外しました。

さ、手注しとコーヒーメーカーのドリップが同時くらいに出来上がり。

左が自動ドリップ、右が手注しドリップです。

いよいよ対決の火ぶたが落とされます！！

まずは、左の自動ドリップから・・・・

んん、何時ものコーヒーの味。

次、右の手注しドリップ・・・・

えーえェ～！

本当に同じコーヒー豆？

全然違います！！！

自動ドリップの方は

　クリアーで苦みが強い味わい

手注しドリップの方は

　甘みが感じられて、まろやかさの中に苦みが融合されています。

今回使用した豆はモカのストレートです。

他の豆も試してみたいですね。

この様に、同時に味比較をする事で「おいしいはずだ」とか云った尊宅による味の感覚にごまかされること無く違いを明確にできます。

一応、水も用意して舌をリセットしながら比較しました。

今回の手注しドリップは、３０秒程蒸らしてから１分以上掛けて湯を注ぎました。

まだドリップポットを買ってから３日目のドリップですから試行錯誤は続いていますが、今や動画や写真などで美味しい注ぎ方などの指南もありますので、プロの注ぎ方を観察して勉強することも出来るので、素晴らしい世の中です。

連続で注ぐ方が良いとか、何回かに分けた方が良いとか、１分くらいが良いとか２分掛けるとか、ドリップの最後をどこで切り上げるのが良いか、豆との組み合わせ条件の含めたら多様過ぎるので日々変えながら試して行けばその内、自称マイスターになれるかも・・・

次はおいしい豆が欲しくなってしまいますね。

ハマりそう。