PC作成日記8
先週になりやっとビデオ編集に関する各種ベンチマークを測りだしました。
「TEMPEGEnc Video Mastering Works 5」のベンチマークから始めましたが、GT-580のCUDAの効果も確認でき、「いいねー」などと調子に乗っていましたが、AdobePremiereProCS5での「Adobe Mercury Playback Engine」の効果を確認しようとCUDAの設定はどこでやるの?・・とマニュアルを見ていると、どうやら「プロジェクト設定」のところに項目があるらしい。
早速その項目を開くと
なんと、設定項目がグレイアウトになっているではありませんか。
実は、購入前にAdobeHPで確認した時にも、適用可能グラボ一覧にGTXシリーズではGTX-285しかなかったのですが、2月時点で、GTX-470にも近々対応すると言った記事を見かけたので、自分が買う頃にはGTX-580にも対応するだろうと勝手に解釈していました。
でも、この状態でした。
早速AdobeのHPで確認すると、対応するグラボを特定しているのは、過去に不具合の経験があり、ユーザに迷惑をかけないために動作確認検証を行ってOKな機種のみ使える様にするのだと書いてありました。従って、その検証には多くの時間がかかるのだと・・・
この説明文を読んで私は、「検証して有るか無いかだけで、使えないとは言ってないな?」と読みました。 ・・で、グレイアウトになると言う事は何かとデータ照合しているのではと考え、Adobe関連フォルダ内を検索したら、見つけました。
cuda_supported_cards ファイルです。
そこで、裏付けをとるためにネット検索していくと、ありました。
やはり、このファイルにGTX 580を追加してやれば使用可能になると。
やってみました。
出ました。「Mercury Playback Engine-GPU高速処理」
今回のPC作成の中で、グラフィックボードが一番高価なパーツです。
Adobeによれば、このNVIDIAグラボのCUDA機能を使うことで、Premiereのレンダリング処理が10倍早くなる的な言葉を信用してその環境を整えたのですからこの機能が使えなかったら私としては意味が無い訳でして。
実際にレンダリングを掛けてみましたが、とりあえず機能しているようです。
ベンチマークについては、そのうちゆっくりとデータを取りたいと思います。
最近、益々作成するビデオ作品数が増えて来ている中で、今までのPenDのCPUによるレンダリングでは2時間作品で物によっては20時間掛かっていた分けですから、CPUの高速化とこのCUDAによる高速化によるダブル恩恵は計り知れないと思います。
これからの測定が楽しみです。