悪夢と云うべき事態でした。
昨年再度そのまま様子を見ましたが、花は咲いたものの状況は変わらず更に2本のつるが枯れてしまって、あと2本しか残っていません。
この冬、このバラを撤去して別なつるバラを植えるべきかずっと悩んでいました。
こんな時、私には突然訪れる事象があります。
朝、目覚めて意識がハッキリすると同時に・・・
「あッ、こうすればいいじゃない」
「今日は、あれをしよう」
:
子供の頃から何十回何百回繰り返えされた事か。
多分、寝てる間にどこからか知識を得て来る感じです。
今回は、バラの枯れた原因と対処方法が・・・
「直ぐに土を探れ!!」
2年前にもコガネ虫の仕業かと、根の直近は掘りましたが特段異常は無く・・・
正月だと云うのに穏やかな天気で春の様な朝、コーヒーを飲んでから早速開始。
元気の無いフロレンティーナを慰めるために植えたインパチェンスも寒さで枯れて無残な状態です。
とりあえず綺麗にお掃除。
とにかく、バラの根の外周を全部掘り返してみる事に。
酷い土質です。
砂?粘土?石?
掘り下げるとコロコロ土質が変わります。
最後は劣化した残渣コンクリートが・・・
右の黒い部分は昨年穴を掘って堆肥を入れた部分ですが、根はそこまで全く達していませんでした。
ここは10年前まで旧家屋の床下でした。
中古で買った家でしたが、建った時の状況は分譲時に実際に土木工事した方から詳しく聞いていました。
畑だったので、地盤強化のため様々な残渣を埋め込んだとの事・・・
しかし上から見る限りそんな風には思えません。
しかし、2年目の夏に突然上のつるからどんどん枯れて行きました。
大きくなるにつれ周囲に根を広げて行ったら、とんでもない土に遭遇してそれ以上根が張れず栄養を上げられずに高い所のつるから枯れて行ったのではないか?
昨年根から若干離れた所に数ヶ所穴を掘って堆肥を入れた場所まで石などに阻まれて根が届いていませんでした。
昨年の肥料は無意味だったわけです。
スコップで一回分をふるいに入れると石がこんなに・・・
巨大な石もゴロゴロ・・・
こうして見ると最初に掘った穴の範囲の根は元気です。
たったこれだけの穴の土をふるいに掛けただけなのに・・・
何じゃこりゃぁ~
石石石・・・
これじゃね。肥料を与えたところで根が張るスペースが無いです。
なるほどねぇ。寝起きの閃きどおりです。
次に腐葉土と鶏糞と牛糞を用意しました。
粗い目のふるいに掛けた土と腐葉土一袋と鶏糞と牛糞と少しの苦土石灰を混ぜて穴の中で5回も均等になるよう混ぜていきました。
綺麗に戻りました。
あとは水をたっぷりと注ぎました。
でも、あれだけの量の石を排出した訳ですからその内に沈んで行くと思うので、バラ用の土も一袋分透き込んであります。
何時もの寝起き時の閃きは現実化することが多いので、フロレンティーナの株元からベイサルシュートが出て来ることを目の当たりに出来る日が来ると思います。
半年後が楽しみです。