昨日は仲間で行う新年会のお酒を買いに行きました。
そのお店の近くで山の方を見たら前夜に降った雨が、山では雪だった様で、真っ白になっていたので写真を撮ろうと開けた場所を探して狭い道を走って行きました。
うろうろしている時、綺麗で灯篭が沢山立っている神社に出逢いました。
「箒根神社」だそうです。
注連縄も地元の方が作った物の様です。
私の住んでる地域では数年前から何年も腐らないと云う市販の注連縄にしてしまいました。
私は地域の班に10年毎に回って来る神社当番を2回経験しているので、注連縄の作り方も覚えていますが、あと20年も経つと作れる人が誰も居なくなってしまいそうです。
(私が作り方をビデオ撮影して編集して10年前に同じ班の方にDVDとして配ってありますが・・・)
確かに準備含めたら二日間くらい掛かるのですが、班のみんなで集まって行う作業はとても楽しいです。
何でもお金で解決と云うのも如何なものかと考えてしまいます。
そんな事を思いながら境内に入ってみました。
無人の神社ですが、立派な参道です。
地元の方が大切に守っているのでしょう。
拝殿の屋根も真新しく、葺き替えたのか塗り替えたばかりなのだと思います。
前夜の風雨で落ちたと思われる大きな木の枝は集めて参道脇に置いてあげました。
神様を祀る裏手の本殿もしっかりした石積の基礎で立派です。
これも何かの縁と、折角なので参拝させて頂き、祝詞も上げて来ました。
家に帰って来て、撮った写真を見ている時に狛犬の下に書かれた文字が気になって拡大して見たら「昭和十五年二月十一」と彫られています。
この狛犬の奉納の日付けなのでしょう。
85年前ですが、神社の歴史自体はもっともっと古そうです。
おっと、「二月十一日」って私の誕生日じゃないですか。
単なるシンクロニシティなのか、それともそれで引き寄せられたのか?
この地域には幾つもの箒根神社があって、大元の社殿の創建は大同元年(806) らしく、凄く歴史のある神社だそうです。
今回立ち寄った社殿ではなく、近くにある「嶽山箒根神社高清水(遙拝殿)」では、毎年11月23日に、五穀豊穣を祈願し、”梵天”を奉納する祭りがあるらしく、聞きなれない言葉に調べてみると、「梵天」とは「宇宙万物の創造神」を指すらしく那須塩原市無形民俗文化財に指定されているお祭りの様です。
またこちら方面へ行く事があったらもう一度寄って、もっと境内内を良く見てみたいと思いました。
嶽山箒根神社高清水にも行ってみたくなりました。